お客様によって「良い土地」の定義は
当たり前ですが、バラバラです。

多少便利は悪いけど、綺麗に造成された
分譲地の1区画がいいのか?

それとも、道路との高低差があって工事費用が
高くなりそうだけど、駅までの距離が
短い方がいいのか?

その他にも、様々な条件があり、お客様それぞれの
こだわりポイントを満たしている土地が
「良い土地」という事になるのでしょう。

ここで考えないといけないのが、
皆さんのこだわりポイントを満たす良い土地が
売りに出された時の対応です。

上記でもお話してますが、お客様それぞれで
ポイントは違いますが、こだわるところの
パターンは、そんなに多くありません。

その為、皆さんが「良いな」と思った土地は
確実に、その他不特定多数の方も同様に思っているでしょう。

なら、すぐにでも不動産業者に「買います‼」という
申し込みを行った方がいいのでしょうか?

そうです!

と、言いたいところですが、そう言えるのは
下準備がきちんと出来ているお客様だけです

とりあえず土地を探して、良い土地が出て、
住宅メーカーの営業や不動産業者の進めるままに
申し込みを出すのは、絶対にNGです。

住宅メーカーの営業の中には、『売れてしまったら
どうしようもないから、申し込みだけ出して
押さえましょう。』

と、申し込みを出す事を軽く伝えて、
お客様を誘導する場合もあります。

ですが、申し込みを出すという事は、
その後の家づくりの流れが確定する可能性がある
という事を忘れないでください。

申し込みを出したら、一般的な流れで1週間から10日で
土地契約日を設定されます。

そして、いつまでに間取り図を確定させて、
いつまでに住宅ローンの本審査を通して
いつまでに土地購入の為に現金を用意するのか

上記の日取りが自然と決まってきます。
ただ、土地だけ見ていたのに、この事を知らずに
バタバタと計画を進めて行かないといけなくなった。

という方は少なくありません。

しかも、思っていたよりも建物の金額が膨らみ
総額が予想以上に大きくなってしまった。

といったお話もよく聞きます。

以前の記事でも記載しましたが、

希望する要望を含めたお家がいくらになるのかは
早い段階で把握されていてください。

ここがはっきり分かっていれば、
予想外の予算オーバーは避けられますし、
良い土地が出て、価格をみれば自然と
総額がイメージ出来て、安心して申し込みができます。

最近は例年に比べて、土地の動きがとても早いです。

欲しい土地が売れてしまって悔しい思いをしないように
皆さんが『欲しいお家の価格』がいくらになるのかを
把握して、いつでも動けるように準備を万全にしておきましょう。