『窓』は私たちの住環境において今日まで
明かり取りや風通しのアイテムとして
とても重要な役割を果たしてきました。

しかし、最近の住宅事情では
明かり取りや風通しはもちろんですが、

『窓』の断熱効果を上げることにより
家全体の光熱費を削減するという役割も増えたため
断熱性能においてとても注目が集まっています。

そのため家づくりの計画の際には
多くの方が快適性を重視することから
検討材料の一つに入れていらっしゃいます。

そこで今回はより快適な生活を送っていただくために
窓の断熱性能についてお話しをしたいと思います!

①ガラスの種類とガラスの数(枚数)

窓ガラスには1枚のみの単板ガラスと
2枚・3枚など複数枚数のガラスを使う複層ガラスの
タイプがあります。

ガラスの枚数が多いほど断熱効果は上がると言われています。

また、更に断熱効果を上げるには
複層ガラスのガラスとガラスの間にアルゴンガスが入ったものや
真空にしたタイプの複層ガラスを選ぶことで断熱効果は増します。

次に種類についてです。
一般的には無色透明なガラスのイメージがあるかと思いますが、
断熱効果を上げるにはLow-Eガラスがオススメです。

室内に入り込む熱を大幅にカットしつつも
光はしっかり通します。
特殊な金属の膜をコーティングしたガラスになっており
そのため見た目には少し色がついたように見えます。
(明るい場所では色は分りづらいかもしれません)

西日が厳しいような場合には
遮熱タイプのLOW-Eガラスを使うなど
場所によっては使い分けをしても良いでしょう。

②窓枠の違い

窓枠にもいくつか種類がありますが
枠素材の違いでも断熱効果には差が出てきます。

①アルミサッシ → ②アルミ複合樹脂サッシ → ③樹脂サッシ

右に進むほど断熱効果は高くなります。

以前はアルミサッシが多く使われており
断熱というよりは耐久性や気密性の良さ・価格が安いという面が
選ばれる理由でした。

しかしその反面、アルミサッシは熱を通しやすいため
結露を引き起こす原因になりデメリットともされてきました。

そこで、そのデメリットを補うために
サッシの枠に樹脂を使うことで
熱を通しにくくすることが可能になったため
断熱効果を上げることができ結露も軽減されるようになり
最近ではアルミサッシ → アルミ樹脂複合サッシ → 樹脂サッシ
へと変わってきました。

ただし、樹脂サッシは注意点もあり
それはデザイン性に乏しいというところです!!

外観のデザイン性も重視したいという点においては
アルミサッシなどに比べるとデザインの数は
少ないと感じるかもしれません。

価格においては
サッシ性能が上がる分アルミサッシと比較した場合
樹脂サッシの価格は高くなります!

いかがですか?
『窓』の違いで断熱性能に違いが出ることについて
お分かりいただけましたでしょうか?

快適な家づくりのため
ぜひ検討材料の一つに加えてみてください。