2019年10月1日より、消費税が10%になります。

注文住宅の場合、2019年3月31日までに建物の契約を行うか、
2019年9月30日までに建物が完成するかでないと
消費税は10%になります。

住宅ローン控除やすまい給付金の他にも、
増税対策になる新たな国の制度が出てくるかもしれませんが、
消費税8%のうちに駆け込みで家を買おうとされている方も増えています。

家の駆け込み需要が増えると
どんなことが起こるのでしょうか。

まずは、土地に関して、
増税前に家を建てたいと思う方が多ければ
土地の価格の変動がおこります。

現に今も土地代金が上がったり、
人気エリアの土地は競争率が激しくなったりしています。

他にも、工期の延長があげられます。
例えば、2019年3月31日ギリギリに住宅の契約をされた場合、
駆け込みの方が多くなっている為、
建築工事が集中する可能性があります。

そうなると、予定よりも工期が長引いたり、
希望の引越し日に引越し出来なかったり、
現在お住まいの賃貸や仮住まいに住む期間が長くなることも
考えられます。

これらは駆け込みで家を買う方が増えるからこそ
起こってくる現象です。

家を買う時期次第で、支払う消費税が上がるというだけでなく、
土地や工期といった所にも影響が出てきてしまうわけです。

だからといって駆け込みをお勧めしているというわけではありません。
家はあせって買うものではなく、家族が必要とする時に買うものです。

でも、たまたま良い土地や気に入った住宅会社と縁があって、
それが、たまたま増税のタイミングに間に合うのであれば、
結果的に駆け込みになっても、それに越したことはないと思います。

いつかは注文住宅を建てたいと計画しているのであれば、
早めに動き出してみてはいかがでしょうか。