新築で家を建てるとき、間取りや外観、住宅設備などを気にする
方はたくさんいますが、音の事を考えて計画される方は少ないように思います。
もちろん音楽・映画を楽しむ音響装置の音や楽器を弾く音など、
ご近所への音漏れを気にする方はいらっしゃいますが、
足音や話し声、食洗機や洗濯機、などの生活音を気にする方は少ないです。
生活音は、今までは気にならなかったのが、
実際に生活してみていろいろな音が気になりだしてきます。
その生活音を少しでも防ぐ為に、対策をまとめてみました。
【家族構成を考慮して間取りを考える】
ご両親と同居の家族であれば、おじいちゃん・おばあちゃんの部屋の上に
子供部屋を作らない事です。
歳をとると早寝早起きになるのに対し、子供は大きくなるにつれて
夜型になっていき、生活時間が違ってきます。
せっかく寝ている時間に足音などして睡眠の邪魔をしては大変です。
家族構成と家族の生活時間を考慮した間取り配置を行うのが良いです。
【吹抜け・リビング階段から2階に音が上がることの考慮】
リビング上部に吹抜けを設けた場合、1階から2階に音が聞こえてしまいます。
吹抜けに面しているところを、腰壁や手摺りではなく、壁にすることにより、
聞こえにくくなります。リビング階段も同じで、2階に音が伝わりやすいので、
階段の前に扉を設けると音が軽減されます。
【音の発生源をリストアップ】
機械音や排水音のでるキッチンやトイレに隣接する部屋が
くつろぐ空間ではないかを考えましょう。
くつろぎの時間を邪魔しないよう、食洗機や洗濯機はタイマー運転などを
うまく利用するのが良いでしょう。
以上のことを考えながら家づくりの計画を進めてはいかがでしょうか。