新築の戸建てなどを考えられている方は
『省令準耐火構造』という言葉を聞いたことが
ある方も多いのではないでしょうか。

 

『省令準耐火構造』とは建築基準法という建築に
関する法律で決められた準耐火構造の基準に
そった防火性能を持った構造であること。

 

さらに、住宅金融支援機構の決められた仕様に
合った建物であるのかなどの事前承認を得た建物が
『省令準耐火構造』として認められます。

 

簡単に言い換えると『省令準耐火構造』は法律、
機構の一定基準を満たした火災に強い構造ということです。

 

この省令準耐火構造の建物の特徴は、まず、近隣などから火災が
発生してしまった場合、隣家などから火をもらわないというような
外部からの延焼を防ぐ効果があります。

 

また、省令準耐火構造の建物で火災が起こってしまった場合は
一定時間その火元となった部屋から火を出さない構造となっているため、
万が一、火が出たとしても延焼を遅らせる効果があります。

 

このように外側からの火に対しても、内側からの
火に対しても、火災による被害を少なくする
というものが『省令準耐火構造』なんです。

 

そして、省令準耐火構造のメリットは火災に強い構造
というだけではなく、火災に強いからこそ、新築時には
必ずかける「火災保険」の費用が安くなるのです。

 

ちなみに、どのくらい安くなるのかといいますと、
一般的な木造住宅に比べると約半額の費用で
同じ内容の保険がかけられるのです。

 

いつ起こるかわからない住宅の火災から家族の命を
守る『省令準耐火構造』の住宅は現在、多くの
住宅メーカーなどで採用されております。

 

新築を考えられている方はぜひ、火災に強い家を
考えられてみてはいかがでしょうか。