これから、新築をご計画されるなかで、
「これだけは譲れないもの」があるのではないかと思います。

多くのかたは、住宅設備（キッチン・トイレ・洗面化粧台・浴室）や
デザイン（床材・壁紙）をこだわっています。

やはり、新しい家に住むわけですから、当然性能がよく使い勝手のいい住宅設備や
オシャレな内観にこだわって、満足できる家がいいですよね。

しかし、上記にある住宅設備やデザインだけを
こだわるべきでしょうか。

実際には、住宅設備やデザインだけでなく、
『構造部分』もこだわるべきだと思います。

なぜなら、年月が経ったときに水廻りのリフォームや
外壁の塗り替えなどにより多額の費用が発生するだけでなく、
構造部分をこだわらなかったために、壁内結露等のトラブルが
発生することもあります。

けれども、上記にある問題は、
建ててからすぐわかるものではなく、
年月が経ってわかりますので、
本当にたちが悪いです。

そのため、柱・基礎・外壁といった構造を
こだわったハウスメーカーもあります。

ここで一つご質問ですが、
新築をご計画されて、後々多額のリフォームが必要になる家と
あまり必要のない家、どちらに住みたいですか。

ほとんどの方が、リフォームがあまり必要のない家を
選ばれるのではないでしょうか。

しかし、現状として住宅設備やデザイン面を一番にこだわるかたが多く、
構造をこだわるかたが少なくなっています。

また、予算などの都合によって、住宅設備・デザイン・構造の
全部をこだわることは難しい場合があるかと思います。

しかし、キッチンなどの住宅設備、デザインは建てた後でも
買い替えすることができますが、構造はそうではありません。

構造は、建てたあとでは変えることができないんです。

そのため、新築をご計画される際は、
建ててから買い替えのできないところを
一番にこだわるべきではないでしょうか。

最後に、構造はあなたを守ってくれる大事なものです。
火災や地震のなどの自然災害の被害を受けない家がいいですよね。
災害にも耐えることのできる安全な家に住みたいのでしたら、
ぜひ構造にこだわってみてください。