家を建てる時の話で、地鎮祭という言葉を聞いたことがありますよね。

それって必ずやるものなの?
どんなものなの?
と質問されることがあります。

簡単に説明すると、地鎮祭とは、
建築工事中の安全、建築後の家内繁栄をお願いするものです。

その土地で以前、何が起こったか分からないため、
何かの悪い要因があればそれを取り除く神様仏様の儀式です。

しかし、その本来のいわれとされているお話はこんな感じです。

 

日本には八百八の神様が居られ土地を所有されています
日本は国土が狭くもともと農耕民族ですから、
土地の所有については神々の昔からの争いの元でした

神様の所有されている土地に家を構えるのですから、
勝手に建築して神様のお怒りに触れないように、
土地を借りるための『土地借用の儀式』です

 

必ずしも、地鎮祭を行う必要はありません。

あくまでも気持ちの問題ですよ。

ただ、宗教の違いにもよりますが、
建築される方のほとんどは地鎮祭をされています。

 

さて、神主さんへの祈願料の相場はどのくらいなのでしょう。

20,000円~30,000円と、お酒一升が相場のようです。

神社やお寺によって祈願料は異なりますので、
住宅メーカーさんに聞かれるのがいいと思います。

また、祈願料の他に、
海の物、山の物(お米、果物、野菜、お魚)の用意が必要な場合がありますので、
あわせて確認してください!

 

次に、地鎮祭はどうやって進行されるのでしょう。

1. 祭壇、出席者をお清めします
2. 神様をお招きします
3. 施主様の名前、土地名を神様にお知らせし、
土地を手に入れる事のお許しと、工事安全・施主様の家内安全をお願いします
4.土地を塩、お酒、水でお清めします
5. 参加者全員神様にお祈りをします
6.神様をお見送りし、お酒で乾杯を行います

ここまでで所要時間は30分ぐらいです。

地鎮祭が終了したら、神様だけでなく、
近隣の方へもご挨拶を建築会社の人と一緒にされると良いでしょうね。

思い出にもなりますし、
精神的な意味でも節目になりますので、
できれば地鎮祭はされたほうがいいと思います。