新築の間取りを考えるときに、
収納に困りたくないなどのご要望は本当に多いです。
その中でも、子供部屋の収納の方法・コツを知りたい、という悩みは、
学校に上がる前や、小学校低学年のお子様を育てている方に多いと感じます。
その理由として、小さいお子様がよく使うものは、
それぞれサイズが違うものであることが多く、
うまく片づけにくいということがあります。
お子様が『片づけにくい!』と思ってしまうと、
そのあと片づけをしなくなり、
片づけの習慣がつかないこともよく聞く話ですよね。
せっかく新築するんだから、
これからは子供部屋も片付くようにしたい!
そういう風に思われるのは当然だと思います。
お子様が片づけられるようになるためには、
まずは、片づけしづらいと思わせない。
つまり、
片づけ方が分かりやすいようにしてあげることがポイントです。
そこで今回は、
お子様にとって片づけやすい収納をつくるためのコツをご紹介しますね。
●子供部屋の収納は子供の目線で!
大人の目線の高さで収納を作ると、
子供には届かないことがあります。
子供が収納を使いやすいと感じるためには、
まず、手が届くことが大前提です。
これを解決するのに、可動式の収納棚を設置すると便利です。
高さを調整できるので、
子供の成長に合わせて目線の高さに設置することができます。
●BOX収納、3段BOXの活用
BOX収納とは、箱に、使ったものをそのまましまうことです。
小さいお子様は特に、
タンスなどの引き出しタイプの収納は重く感じ、
出し入れが難しい場合があります。
BOX収納で、
使っていたおもちゃをそのまま箱に入れるだけなら、
小学校に上がる前の小さいお子様でも簡単にできますよね。
また、そのBOX収納を組み合わせた3段BOXもおすすめです。
普段つかう衣類などは
自分でたたんでからしまう習慣をつけさせたいですよね。
そのためにも、『1段目は○○、2段目は○○、3段目は○○』といったように、
段ごとにしまうものを決めてあげるとよいでしょう。
また、服をかけておけるように、
子供部屋にもハンガーパイプを設置しましょう。
ハンガーパイプの下に空いた空間の有効活用にも、
BOX収納が便利です。
とにかく、お子様が片づけられるようになるためのポイントは
お子様の目線での『出しやすい・置きやすい・わかりやすい』ことです。
大人の感覚で、『使いやすい、収納しやすい』でも、
お子様にとっては収納がしにくい場合もあります。
お子様の気持ちになって考えてみましょう。
成長過程に応じて、物や量など違ってはきますが、
まずはお子様が自分から片づけをするような収納を考えてあげると、
お子様もお片付けへの苦手意識が減るはずですよ。