お家を建てるほとんどの方が、
一部は自己資金で、
残りは住宅ローンを利用します。

金融機関によって、最終支払い時の年齢制限に違いはありますが、
可能な限り長く返済期間を組んで、月々の返済額を抑える
『35年返済』が主流なのではないでしょうか。

「今は若くて元気だけど、35年間も大丈夫かな?・・・
でも借りないと建てられないし!」

想像も出来ないほど先のことだけに、少し不安ですよね!

住宅ローンを借りるほとんどの方が感じていることだと思いますよ。

不安には現実的なことと、気持ちの上での不安とがあると思いますが、
ここでは解決とまではいかなくとも、
少しでも不安を和らげる方法や考え方をいくつかご紹介いたします。

 

●ライフプランを受けてみる

ライフプランを受けたことはありますか?

ライフプランとは、専門のプランナーの方が、
あなただけの、これから先の人生設計に必要な資金をシュミレーションしたうえで、
住宅ローンを組んだ場合の、無理のない可能返済額を計算してくれます

卓上のシュミレーションと言えばそれまでですが、
細かく設定しますので、返済をする上での一つの指針となると思います。

 

●ローンの期間について

まず、今は空前の低金利時代ですよね。

20年程前は金利が3%を超えて、
返済期間も25年が一般的でした。

そう考えると、今は低金利で長く返済期間を組めますから
昔に比べたら負担は軽くなっていて良かった!
と考えてみてはいかがでしょうか?

次に、ローンを組む期間ですが 、
短く組むと月々のお支払い額が大きくなるし、
返済負担率も上がり希望の金額が借りられないかもしれません。

できれば長く返済期間を組んで、
少しでも月々の支払額を少なくして
負担を軽くしたいですよね!

でも35年後の完済時にはあなたは何歳になっていますか!?

 

月々の返済も、工夫をして少し頑張ってみませんか?

そこで繰り上げ返済をお勧めいたします!

例えば、実際は35年ローンで支払っていく場合でも、
気持ちの上では、25年とは言いませんが、
30年返済を組んだつもりの月々の支払額を計算します。

35年返済の支払額より、
計算上は月々の支払額は高くなりますよね。

ですから、その高くなった分を、支払ったつもりで、
可能な時だけでいいので、
繰り上げ返済してみてはいかがですか?

これが意外と効果があり、
返済期間の短縮につながると思いますよ。

細かなシュミレーションをぜひ一度、住宅会社の方に作成してもらいましょう!

返済計画が明確であれば、
計画的に頑張れそうな気がしませんか?

 

●ローンを組んで持ち家を持つメリットに注目

最後に、住宅ローンを借りて持ち家を持つメリットも少し考えてみましょう。

借家の場合、35年と言わず、
住んでいる限り家賃を払い続ける必要があります。

そしていくら家賃を払っても、
釘一本、柱一本自分の物にはなりません!

資産とならないので、
ご家族に残すことも出来ませんよね。

もし、何らかの事情で月々のお支払いができなくなったらどうでしょう?

借家の場合は、
当然家賃が払えず、住み続けることは出来ません。

でも持ち家だったら、
ローンを組んだ金融機関にきちんと相談をして
支払い金額を一時的に軽くすることも可能です。

持ち家をベースとして、
ご家族の生活環境を変えることなく、新しい仕事を探したりと、
新たなチャレンジが可能なのではないでしょうか!

ローンを組んで持ち家を持つことは、
リスクもありますが、
リスク回避にもなるのです。

 

以上、考え方や工夫によって不安を和らげることもできるというご提案を
いくつかさせていただきました。

家族の帰る場所を創る!

そんな気持ちで、家を建てようとされる方の、
漠然とした住宅ローンへの不安を少しでも解消できれば幸いです。