新しく家を建てるために、
今の住居とは別の土地へ住み替えるのではなく、
今住んでいる家を新しく建て替えるという場合がありますよね。

今の家の老躯化、不満などきっかけは様々とは思いますが、
住み慣れた地域で、今と生活環境を変えずに、
新しい設備の家に住むことができるのは大きなメリットだと思います。

ただし、建て替えをするときは、
新しい別の土地に家を建てる住み替えとはまた違う、
建て替えならではの注意点があります。

では、どういった点に注意しなくてはいけないのか、
ご紹介していきたいと思います。

・諸費用を見落とさない
建て替え時には見落としがな諸費用がたくさんあります。

・今住んでいる家の解体費用
・既存建物の滅失登記(建物を解体したことを登録する費用)
・引っ越し費用(今住んでいる家→仮住まい→新築)の2回分
・建築中の仮住まいの家賃

建て替えをする場合には、
建物の費用以外にもこのような費用がプラスされます。

・地盤の安全性を確認する
これもまた見落としがちな注意点です。

今までそこに家を建てて住んでいた土地なので、
「地盤が悪い」とは思えないかもしれません。

ですが実際に調査してみると、地盤が弱くなっていて
地盤を改良しなきゃいけないということも…。
改良となるとそこでまた費用が発生してしまいますね。

・建築基準法の改正による影響を確認する
今住んでいる家を建てた頃は、問題のなかったことでも
法律が変わり、今は出来ないということもあります。

たとえば、家を建てた頃の基準では容積率に問題はなくても
法律の改正によって今以上の延床面積をとれない場合も。

さらには、敷地が道路に接していないなどが原因で
最悪、再建築が出来ないケースもあります。

建て替えをする際には事前に土地の状況を
把握しておくことがとても大切になります。

・仮住まいの手配
当然ですが、今住んでいる家を解体して
新しく建て替えるということは、建築中、
住むところがないので仮住まいが必要になります。

実は短期で貸してくれるところって意外と少ないのです。
さらにペット可の物件となると、これまたハードルが上がります。
そこは建築会社や不動産会社に要相談ですね。

・今の家の住宅ローンの返済は終わっていますか?
建て替えをする際にローンを組みたいという場合、
もしも今住んでいる家のローンが残っていたら、
新たにローンを組むことは難しいです。

ですので、まだローンが残っているのでしたら
返済する必要があります。

・近隣に配慮する
解体をして、家が完成するまでは、近隣の方には
騒音などで迷惑をかけてしまうと思いますので、
トラブルを防ぐためにも、工事が始まる前に、
きちんと近隣の方には挨拶をしておきましょう。

挨拶があるか、ないかでは全然印象も違うと思いますし、
そこでこれから暮らしていくわけですから
なるべくトラブルは避けたいですよね。

以上の点が、建て替えをするときの主な注意点です。

実際に計画を進める際には
このような注意点を把握しておくと
しまった!これは見落としていた!
といった失敗を防げるのではないかなと思います。

ぜひ、ご参考にして頂けると嬉しいです。

今住んでいる家の不満点などを解消して、
ご家族みんなが過ごしやすい家を建てられると良いですね。