最近は、耐震性能に関心を持たれる方が増えています。
しかし、住宅の構造がいくらしっかりしていても
地盤が軟弱な場合は、家が傾いてしまいますよね。

そこで住宅を建築する前には必ず地盤調査を行いましょう。
調査方法にはいくつかの種類がありますが、
木造住宅では、スウエーデン式サウンディング調査というのが多いようです。

調査は敷地のどこを調査しても良いというのではなく
建物を建てる所を何ポイントか調査します。

 

調査の結果、軟弱地盤と判断された場合には地盤改良工事が必要になります。
地盤改良工事の方法としては、主に次の３種類があります。

 

①表層改良

地表から２m程度の場合に行います。
セメント系の固化材で軟弱層をローラーなどで固める工法です。
３種類の工法の中では比較的安価な工法です。

 

②柱状改良

２mから８m程度の場合に行います。
軟弱な地盤の土の中にコンクリートで柱を作る工法です。

 

③鋼管杭工法

８m以上の場合に行います。
既製の鋼管杭を固い地盤面まで打設して建物を支える工法です。
コストはかかりますが、３階建も可能なので安心ですね。

 

どの工事を選択するかも重要になってきます。
調査会社の方のアドバイスを受けながら決めていきましょう。

 

所定の地盤改良工事を行うと地盤保証が得られます。
保証金額、保証期間、条件などはそれぞれ違いますので、
確認しておきましょう。

 

安心して住む為には、建て替えの場合でも、
今まで地盤に問題がなかったという方も
必ず地盤調査を行ってから建築しましょうね。