マイホームの計画が進むと、
建築する土地に家を建てて問題ないか、
調査を行ないます。
これが地盤調査と呼ばれるものです。
この地盤調査によって
現状のままでは建築出来ないとなった場合、
改良工事にかかる費用を不安に思われる方も多いと思います
では、そもそも、なぜ改良工事が必要なのか。
まず、住宅は基礎の上に建っています。
そして、その住宅と基礎の重さを支えているのが地盤です。
地盤が軟らかいと、
当然、建物の重さを支えきれずに沈下を始めますよね。
また、地盤の固さに差がある場合には建物が傾き、
様々な問題が発生してしまうんです。
例えば、外壁や内壁に亀裂が入ったり、
サッシや建具の開閉が困難になってしまったりします。
ですので、地盤を調査し、
必要に応じて改良工事を行なうことは、非常に重要なんです。
改良工事には3種類あります。
まず一つ目が
【表層改良】と呼ばれるものです。
軟弱地盤が2mまでの場合に行なう工事で、
軟弱地盤層の強度を上げて、
良好地盤層と一体化させて支持地盤を造ります。
そして二つ目が
【柱状改良】です。
軟弱地盤が2m~8mまでの場合に行なう工事で、
土の中にコンクリートの柱を造り、建物を支えます。
そして三つ目が
【鋼管杭改良】です。
地中に鋼製の杭を打ち込む方法で、
深度30mまで施工することが出来ます。
【表層】→【柱状】→【鋼管杭】の順に金額は上がります。
また軟弱地盤の深さや建物の大きさによっても変わりますが、
20、30~100万ぐらいで改良工事される方が多いです。
実際に調査してみないと分からない部分なので、
マイホームの計画をされる際には、
改良工事費も予算に入れておくと安心ですよね。