マイホームの新築を考えられている方の中で
土地探しからという方も多いのではないでしょうか?

土地購入に関して一般的によく見られるのは
建物がなく、まっさらな土地(=更地)なのですが、
建物付きの土地もあります。

この建物付きの土地購入には様々なケースがありますが
今回は一般的な2つのケースをご紹介いたします。

まず、1つ目は “ 現状渡し ”

現状渡しとは、建物が建ったままでの取引となります。
この場合、買主側が解体を負担しなければなりません。

現状渡しの理由として、
売主側が解体するのに費用がかかるということと
稀に古い建物がそのまま欲しいという方もいるため
残したまま売っている状況が多いようです。

2つ目に“ 解体更地渡し ”

解体更地渡しとは、元々建っている建物を売主側負担で解体し、
更地にして引き渡すことです。

解体更地渡しは、新築をご計画される買主にとっては、
解体費用の負担もなく、引渡を受けたらすぐに土地が使えるので
とてもありがたいことですよね。

さらには建物付きで購入すると、建物の所有権移転登記及び滅失登記の費用も
かかってしまいますので、解体して渡してもらうのがとても有利です。

ただし解体更地渡しにはひとつ注意点があります。

それは、目に見える建物だけではなく地中にある建物の基礎や
そのほかに地中に埋まっている浄化槽などがあるかもしれない
ということです。

基本的には売主側が撤去を行なうのが一般的ですが、
事前に確認しておくと良いでしょう。

現状渡しと、更地解体渡しの2つをご紹介させていただきましたが
建物付きの売地の場合は、不動産会社や
紹介してくれたハウスメーカー等に相談をしてみて
更地解体渡しの交渉ができないか聞きてみるのもいいと思います。

もしできなくても、現状渡しの場合であれば
価格交渉の材料になる事もありますので、
少しでもトラブルがなく、
有利な条件で購入ができるように交渉しましょう。