LDKに隣接する和室や畳コーナーを
LDKのフローリング面より約30センチ程、
高くする和室のことを「小上がり和室」と言います。
よくモデルハウスや写真などで見かける小上がり和室ですが、
小上がり和室にもメリットデメリットがありますので、
それぞれを考えてみましょう。
まず、小上がり和室のメリットとしては、
同じ空間の中で床の高さが変わるので、
平らな床では表せない空間の奥行や立体感を
感じることができます。
また、段差に座って椅子としても使えるので、
カウンターを付けてパソコンスペースとして使用したり、
お昼寝時に横になるスペースにもなります。
フローリングの寝室の一部を畳コーナーにすることで、
布団に寝ながら、ベットのような起き上がりやすさに
することもできます。
段差を利用して畳の下に収納スペースを
作ることもできます。
小上がり和室は見た目だけでなく、
様々な用途に使用できるわけですが、
デメリットもあります。
デメリットとしては、掃除のしにくさが
あげられます。
段差があるので、平らな和室と比べると
掃除しにくいです。
また、小さなお子様がいらっしゃるご家庭は、
段差に注意が必要です。
他には、小上がりにすることで天井高が低くなる
ということです。
和室は座ることを前提にされている空間なので、
天井が低くなる小上がり和室は落ち着くものです。
しかし、和室の位置や、LDKの形、広さによっては
逆に狭く見えてしまうこともありますので、
注意が必要です。
建てた後に、イメージと違う・・・とならない為にも、
小上がり和室にするか迷っているなら、
住宅会社の方に小上がり和室の内観イメージパースを
きちんと見せてもらうことをお勧めします。
ご自分たちのお家に合うのか合わないのかを
イメージパースで確認されたうえで、
取り入れるか取り入れないかを決めるようにしてください。