住宅ローンを申込しこむとき、
大黒柱であるご主人の名前で契約するのが一般的ですよね。
でもご主人の年収が足りない時は、
奥様と収入合算し借入予算を増やす場合もあります。
またほかにも、奥様に収入が無い場合は、
ご両親との親子リレーで両親を主に住宅ローンを組むこともあります。
住宅ローンについては、
いろいろな条件によっていろいろな組み方があるので、
それぞれの事情に適した組み方を知ることが大切です。
今回は、あくまで一つの事例をご紹介しますね。
例)ご主人は勤務年数も10年以上の正社員で、
奥様は資格のある職種で5年以上勤務の正社員です。
しかし、ご主人は持病をお持ちで、
住宅ローンの団体信用生命保険が難しい方です。
この条件で金融機関(一般銀行)へ相談しましたら、
ご主人を主債務者にせず、奥様を主債務者にし、
ご主人を連帯債務か保証人で組むことが出来るとの回答でした。
ここで、金融機関は「なぜご主人を主債務者にしないのですか?」と聞いてきます。
この時、注意しなければいけない事は、
信用の有無に関わってきますので、
ご主人の持病(病名)がある事は必ず正直に話していただくことです。
ということで、この方は住宅ローンの審査を通すことができました。
ここでもうひとつ、ポイントです。
今回のご夫婦の場合、ご夫婦とも正社員で所得税(又は住民税の一部)を払っていますので、
住宅ローンを利用すると、住宅ローン減税制度(10年間)が毎年末の住宅ローン残高に対して1%が受けられます。
このとき、土地と建物の登記をする際にそれぞれ持分を分けると、
2人共減税が受けられます。
土地・建物を登記する際に持分を分けたこの例のご夫婦は、
ご夫婦とも住宅ローン減税の手続きをする事が出来ました。
長くなりましたが、最初にも書いた通り、
これはあくまでも一例です。
あなたにとってのベストのローンの組み方が必ずあるはずです。
住宅ローンで不安や分からない事がありましたら、
住宅業者か銀行または専門機関へご相談され、
諦めず夢のマイホーム計画を実現してください!