家づくりを考える時に、ローンの問題は避けては通れない
項目ですよね。

住宅ローンを借りる際には、必ず各銀行で『審査』が
必要になります。

住宅ローンの審査は、車のローンやカードローンと違って
かなり厳しい内容となっています。

ですが、この審査を通らないと住宅建築の為の
資金が得られない状況になりますので、家を建てたいと
思われる方は、住宅ローンの審査に通るのは必須事項となります。

そこで、下記のような質問をされるお客様もいらっしゃいます。

『今、家を建てたい気持ちはあるけど
他のローンがまだあります。すぐに完済も出来ないので
他のローンも残した状態で住宅ローンを組みたいです。
今の状態で住宅ローンの審査は通るでしょうか？』

このような状況のお客様は、実は沢山いらっしゃいます。

お子様が生まれたのを機に、車をファミリーカーに買い替えて
次はマイホーム…と思っていたけど、ファミリーカーのローンが
残っている…

ならファミリーカーのローンが終わるまで
計画を進める事が出来ないのか…

結論から言いますと、決してそんなことはありません。

ですが、確実に大丈夫とも言えない部分でもあります。

というのも、それぞれのお客様の内容によって大きく変わってくるからです。

住宅ローンの審査をする際に、特に重要になってくるのが
『返済負担率』についてです。

『返済負担率』というのが、
お客様の現在の収入に対して、どのくらいを
ローンの返済にまわしていいかを決める割合の事です。

この返済負担率は銀行によって異なります。

ここからは、例えばのお話になりますが、
お客様A様がB銀行で住宅ローンの審査をしたとします。
B銀行の返済負担率が『35％』、A様のご年収が500万円だったとします。

単純計算でA様が住宅ローンに充てられるのはご年収の35％という事になります。
ようは500万円×35％=1,750,000円が、1年間で住宅ローンに
まわせる金額という事になります。

ですが、別のローンがある場合は、1,750,000円から
そのローンの年間支払い額を引いて、残った金額が
本当の住宅ローンに充てられる年間の金額という事になります。

そこから逆算した金額が、別のローンを残した状態で
銀行から借りる事が出来ることになります。

そこで、算出された金額でも十分に家づくりの予算として
検討が可能であるかどうかを、まずが確認する事が重要になります。

当然、土地探しから計画される方は、場合によっては
希望しているエリアでは、現況必要な借入が不可能なので
今のローンを返し終わるまで待たないといけないか、
もしくは、希望エリアの範囲を広げて、現時点でも手が届く
土地を選ぶなど…進め方が大きく変わってきます。

確認方法としては、銀行に行って相談する事も可能ですが、
その際に、具体的な建物の金額なども伝えないといけない為
お勧めとしては、住宅メーカーに行ってご相談をすれば
土地情報や建物価格のお話も出来る為、より詳細にローンの問題を
解決できると思います。