「ヒートショック」ってよく聞きますよね。
ヒートショックにより、命を落としてしまうケースもありますので、
分かりやすくご紹介させて頂きます。
ヒートショックとは、急激な温度差により体に悪影響が起こってしまう症状のことです。
血管が収縮することにより、血圧が変動して心筋梗塞や脳梗塞を 引き起こしてしまうケースもあります。
急激な温度差とは、
例えば、冬場の暖房で温めたリビングから寒い脱衣所で服を脱いで暖かいお風呂に入る。
そして、お風呂から寒い脱衣所に戻るというような流れです。
このような、血圧の乱高下が起こることで、
体に症状が現れます。
ヒートショックが原因の事故は
冬場ならば、毎日起こる可能性があるのです。
実際に、年間交通事故で亡くなられる方の数がおよそ3700人に対して
ヒートショックが原因で亡くなられる方の数が年間1万人以上だと言われております。
さらにヒートショックは寒い時期に集中して発生するので、
短期間の間でかなり多くの方が亡くなられていると予想されます。
実際に高齢者にかかる場合が多いですが
若い世代の方も発症する可能性は充分あります。
では、次にヒートショックを防ぐための対策をご紹介させて頂きます。
1つ目は、お湯の張り方を工夫しましょう!
浴槽にお湯を張る際にフタをしない、又はシャワーを使って張る方法です。
この2つは同様に浴槽の湯気で浴室全体を温めるので効果的です。
2つ目は、お風呂に入るタイミングを工夫しましょう!
食事をすると血圧が下がってしまうため、夕食後の入浴はあまりオススメできません。
なるべく夕食前に済ませるか、
夕食から時間を空けて入浴しましょう!
最後に、私の個人的な意見ですが、
ヒートショックが起こる原因の1つに、
家そのものの性能が関わっていると考えます。
現在の家は、「高気密×高断熱」の建物が多く
築30年などの古い家は、
気密性、断熱性能がかなり低いと予想できます。
古い家に高齢の方が住むことは、
ヒートショックによる事故も発生しやすいと思いますので、
建て替えやリフォームを検討することも1つの方法だと言えます。
そのためには、お近くのモデルハウスで
今の家とどれだけ違いがあるのかを
体感しに行きましょう!
ヒートショックは日頃からの事故防止の意識を持つことで
かなり防げると思います。
「自分は関係ない」とは思わず生活することが大切です。