お家のご計画を考える時に外観をどんな感じに仕上げるかは
外せないポイントですよね?

外観は、ご家族、ご親戚、ご友人だけでなく
不特定多数の方達から評価される部分になりますので
特にこだわる方が多いです。

外観を考える時に、一番重要になってくるのが
屋根の形状です。

屋根形状をどう仕上げるかで外観のイメージは
大きく変わってきます。

皆さんがこれから完成させる自慢のマイホームが後悔のないように
ここでは屋根形状の種類とそれぞれの特徴をお話していきます。
今後のご参考にされてください。

まずは屋根形状の種類をお伝えします。

まずは、“寄棟屋根”
寄棟
一番オーソドックスな屋根形状で流行りに影響されない
飽きがこない形状の屋根です。

おそらく周りで建っているお家で一番多い屋根は
この形状ではないでしょうか?

シンプルで重厚感のある外観になるので常に人気ではありますが
一点気を付けて頂きたい事があります。

それは、『太陽光パネルは付ける予定はないか?』です。

寄棟屋根の場合、画像でも分かるように東西南北に屋根が
流れているので必然的に屋根の一面一面が狭くなります。

その為一面に設置できる太陽光パネルの枚数が少なくなってしまいます。

一番発電効率が上がる太陽光パネルの設置方法は全パネルを
一面(出来れば南面)に設置する事です。

寄棟屋根の場合は、その設置方法が難しくなります。
今は瓦と同じ形状の太陽光パネルもありますが、
その商品は通常の太陽光パネルに比べて高額になるケースが多いです。

続いては、“切妻屋根”です。
切妻
寄棟屋根に次いでよく見る屋根だと思います。
色合い次第でモダンな雰囲気にもできますし、
カントリーな雰囲気も可能な万能の屋根です。

切妻屋根ですと太陽光パネルも一面に設置しやすくなります。

ですが、この屋根形状は“見せ場”になる部分が限られてきます。
『どの方角から見た外観を格好よくしておきたいか?』
明確に決めて屋根の流れ方を決める事をお勧めします。

続きまして、“片流れ屋根”
片流れ
このタイプは、太陽光パネルをより多く搭載させたい方に
お勧めです。

寄棟屋根の時にもご説明しましたが、太陽光パネルは
一面に全て設置する事が効率良く稼働させるポイントです。

この屋根での気を付けるポイントは
“北側斜線制限”です。
建築をするエリアによってはお隣の日当たりを考慮して
一定の斜線高さに屋根が掛からないように屋根の傾斜角度を
制限される場合があります。

片流れ屋根は、この制限に引っ掛かりやすいです。
このタイプの屋根形状で検討されている方は
その点を十分に気をつけてください。

最後が陸屋根タイプです。
陸屋根
シンプル、スタイリッシュ、モダンが好きな方には
根強い人気の屋根形状です。

この屋根の場合の気を付ける点は
“屋根の断熱”です。

これまでご説明した「寄棟屋根」「切妻屋根」「片流屋根」
は、屋根内に空間が出来ます。

屋根の内部には当然断熱材を設置されますが、
空間がある事によって、その空間自体も断熱材と同様の
働きを発揮します。

その為、夏場になると上記3パターンの屋根に比べて、
屋根下の部屋が陸屋根の場合は暑くなる傾向が
強いと思われます。

それを避ける為に断熱材の厚みを厚くするか、
断熱材の性能そのものを高くする必要があると思います

その点は建築をお任せする建築会社さんと入念に打ち合わせされてくださいね。

今回は上記4パターンをご紹介させて頂きましたが
屋根形状の種類は他にも沢山あります。

どの形状にするかは、皆さんの自由ですが
忘れてはいけないのが、屋根形状はお家の外観だけでなく
その後の生活にも大きく関わってきます。

大切なポイントになりますので、
じっくり検討されてください。