マイホームを検討されるなかで多くの方が重視される項目の一つが
断熱性能などの暑さや寒さ対策です
最近の住まいは、高気密高断熱化が進み、以前に比べて冷暖房の
効率が良くなってきましたので、広いオープンな間取りを採用され
る方も多くなってきました。
広いリビングに大開口の窓、大きな吹き抜け、リビング階段など
多くの方が希望される間取りですが、暑さ寒さを考えると
間取りにあった対策が必要になります。
失敗例として
1)広いリビングに憧れて間取りを考えたが、広すぎでエアコンの
効きが悪い
2)明るい家にしたいと窓を大きくとったが、夏は日が強すぎて熱い。
3)吹き抜けを設けたがやはり冷暖房の効きが悪かった。
4)ロフトを作ったが夏は暑くて使わなくなりただの物置になってしまった。
など、よくお聞きします。
間取りももちろんですが、日の入り方や風通しなど立地条件によっても
暑さ寒さ対策は変わってきます。
暑さ寒さ対策としては
1)リビングなど広い空間の場合、効率の良いエアコンの設置場所の確保や
部屋の大きさにあった容量の機種を設置する。
2)吹き抜けには風の流れを作るシーリングファンを設置する。
3)リビング階段の入り口に間仕切りのための扉やロールスクリーンを設置する。
4)熱のこもりやすいロフトや小屋裏に通気のための窓や換気扇を設置する。
5)大きな窓には、日の差し込みを調整できるよう軒の出を考えたり
窓ひさしやオーニングを設置する。
6)風の通り道を考えて窓の配置をする。
開放的な間取りでも上記の様な工夫をすれば、四季のある日本でも
快適に過ごしていただく事が出来ますよ。