ここ10年間のうちに
2011年におきた東日本大震災
2016年におきた熊本地震など
大きな地震が度々起きています。

そのため、家づくりをお考えの方は
地震の被害を抑えるために耐震性のことを気にされ、
耐震等級3を取りたいという声をよく耳にします。

そもそも、耐震等級3の建物の場合、
地震の被害を抑えることができるのでしょうか。

実際に、2016年に発生した熊本地震において
耐震等級3の建物は、2度にわたる震度7の地震に耐え、
半壊・倒壊しておりません。

だからこそ、地震に強い家づくりをお考えの方は、
耐震等級3の建物をご検討することをおすすめしますが、
下記のことにも注意をして頂ければと思います。

実は、熊本地震で倒壊した家のほとんどが
シロアリの被害にあっていたそうです。

仮に、耐震等級3の建物であったとしても、
シロアリの被害を受け、建物の耐久性が落ちていれば、
倒壊する恐れがあったということなんです。

そのため、建物に耐震等級3を求めるだけでなく、
シロアリ対策もしっかりと行う必要があります。

さらに、地震に強い家づくりをお考えでしたら、
建物の柱の耐久性も必要となります。

また、トイレや浴室などの水回りの床下は、
どうしても湿気が溜まりやすくなっております。

そのため、きちんと換気を行っていなければ、
その湿気が原因で柱が腐れ劣化し、
建物の耐久性が落ちてしまいます。

シロアリの被害と同様に湿気による柱の劣化は、
建物の耐久性が落ちてしまうため、
地震がおきた際に倒壊する恐れがあります。

そして、現在の建物は高断熱・高気密になっており、
壁の中に湿気が溜まってしまい、
壁内結露をおこしやすい環境となっています。

壁内結露は、柱や断熱材の劣化させるだけでなく、
カビやダニが繁殖する原因となり、
最悪の場合、人体にも影響を及ぼします。

地震の被害を抑えるだけでなく、
建物を長持ちさせることや
ご自身の健康を維持するためにも、
現在ご検討されているハウスメーカーで、
シロアリや湿気の対策をどのように取られているのか
ぜひご相談してください。