家を建てようと思う土地が、更地ばかりとは限りません。
例えば、現在は古い家が建っている土地とか、
駐車場として使用されてる土地とか、様々です。
他にも、現在は畑として使われている土地もあります。
もともと何に使われた土地でも、
きれいに整地さえすれば建てれると思っちゃいますよね。
でも、そうとも言い切れないんです。
もともとが畑として使われている土地は注意が必要です。
まずは「地目」の確認。
地目とは土地の用途による分類の事です。
建物を建てるには地目は「宅地」でないといけません。
現況が畑なら地目は「畑」かもしれません。
その場合は、農地転用許可を貰う事になります。
それ以外にも、農業振興地域かどうかの確認。
農業振興地域とは農業を推進する事が必要と定められた地域で
農地以外での土地利用が制限されています。
農業振興地域の場合、農振除外が必要です。
この除外には時間がかかります。
あとは、電気、水道、下水道等のライフラインです。
もともとが畑なので、前面道路に水道、下水道が埋設されてない事も。
それだけでなく、前面道路より建物の建つ場所の高さが
高かったり、低かったりするかもしれません。
土を入れたり出したり、周りに土留めが必要だったり。
そういった土地なら、家が建てられるように造成工事をしないといけません。
その他にも市街化調整区域に入ってたら、
更に詳しく調べたり、協議したりしないといけない事もあります。
今回は、畑の土地のお話をしました。
なんか畑の土地って色々あって大変そうって思われるかもしれませんが、
実はこれは畑の土地に限られた事でもないんですね。
もともとが畑でも、古い家が建つ土地でも、何であっても、
土地はちゃんと事前に調べてもらう事をお勧めします。
建築時期や、金額等に大きく関わってくる所なので、
こういった「土地の事前調査はポイントになってくる」
という事は忘れないでください。