近年、台風などによる自然災害があとを絶ちませんね。
以前から、耐震性や耐久性、気密性や断熱性など
建物の性能、構造を意識してお家を選ぶ方は多かったですが
最近は「とにかく災害に強い家がいいです!」
とお考えになる方も増えてきました。
恐らく、今はどこのメーカー、どこの工務店も
災害対策はお考えになっているのではないかと思います。
それぞれでいろんな対策があるとは思いますが、
ここでは、私が個人的に“災害に強い家にする”為の対策を
お伝えしていきます。
今後のご参考にされてください。
対策・その1
屋根材を軽くしよう!!!
台風被害でよく聞くのが、「家の瓦が飛んで行った!!」
というお話です。
瓦が飛んで行ったお家は雨漏りを起こす事になりますし、
万が一、その瓦が近所のお家まで飛んで行ったりすると
2次災害が起こってしまう可能性があります。
強風の場合は、仕方ないと思う方も多いですが、
屋根材を変える事で、その被害を最小限にする事ができます。
私のお勧めはスレート瓦です。
商品画像は↓になります。
昔からよく使われていた瓦は↓になります。
これまでの瓦が悪いと言っているわけではありません。
重厚感のある外観や、海外風のプロヴァンスデザイン等を
望まれる方は、屋根材を瓦にした方が、お好みの外観に仕上がると思います。
また、耐用年数が長いところも瓦の大きな特徴です。
しかし、瓦の場合は、瓦自体に厚みがある為、屋根表面に
凹凸が出来てしまい風力の影響を受けやすくなってしまいます。
対してスレート瓦は、かなり薄めのタイプなので
1枚1枚がしっかりと重なり合い固定される為、風力で
飛ばされる事もないですし、屋根表面の凹凸もほとんどない為
逆風の影響を受ける可能性も少ないです。
スレート瓦の場合は耐久性を気にされる方もいらっしゃいますが
種類によっては、瓦と同等の耐久性の物もあります。
スレート瓦は瓦よりも安価な場合が多いので
災害にも強く、リーズナブルな面からお勧めします。
対策・その2
床下対策をしよう!
今年は特に、水災による床上浸水被害のニュースが多かった
ように思います。
水災に関しては、お家を建てた周りの状況も大きく関わってきます。
土地を決める際に、ただ単に近くに川がないから大丈夫!とは思わずに
建築地を決める時には防災マップの確認や、
そこにお住いの近隣の方々に確認しておく事をお勧めします。
もし、水災の可能性が少しでもあるようであれば
床下浸水を避ける為に、接している道路よりもお家の周りの
敷地高さを上げる工事をする事をお勧めします。
当然、お庭の工事費用がプラスになったり、
お家に入るまでに階段が必要になったりする事にはなりますが
格段に床下浸水の可能性は低くなります。
また基礎の種類を変えるだけで床下浸水対策になる事もあります。
対策・その3
太陽光発電システムを搭載しよう!
前回の記事でもお話しましたが、もし、大規模停電などに
見舞われた場合に、太陽光発電はとっても有効です。
太陽光がある昼間しか使えないという不便さはありますが
夏場などは昼間電力が使えるだけでも、エアコンを稼働させる事ができ
熱中症を防ぐことも出来ます。
光熱費を安くする!エコなアイテム!だけではなく
万が一の時に役立つ商品です。
今は、どこに家を建てても災害の心配をしないといけない状態です。
しっかりと情報収集をして、安心安全な家づくりを目指してください。