注文住宅の醍醐味といえば建物の形や間取りもそうですが、
窓の大きさや形まで好きなものを選べるという点にありますよね
「窓」は、建物の印象を大きく左右するアイテムのひとつです
窓は採光や通風にも関わってくる大切な部材ですので、
選択する際には大きさや形にも注意を払いましょう
ただ、今回は窓を選択する際の注意点を
「採光」や「通風」という視点からではなく少し変わった角度からお話しします。
まずは窓の種類についてですが・・・
1 スライドするタイプの窓
2 開くタイプの窓
の二種類に大きく分けられます。
スライドするタイプの窓で代表的なものは「引違窓」です。
この窓はガラス部分を左右にスライドする窓になります。
その他にも「上げ下げ窓」などもスライドタイプの窓になります。
次に開くタイプの窓ですが、「タテスベリ窓」や「横スベリ窓」
さらには「オーニング」「ジャロージー」などがこの種類になります。
開くタイプの窓はとにかく種類が豊富です。
新築住宅の印象を変えてくれる点や
プライバシーを確保しつつ光も取り入れてくれる
点などメリットも多い部材になります。
しかし、ひとつだけ注意してください。
開くタイプの窓の唯一の欠点・・・
それは・・・・「網戸が窓の内側に設置される」という点です。
スライドする窓はガラスの外側に網戸を設置しますが開くタイプの
ほとんどの窓はガラスの外側に網戸を設置できません。
なぜなら、窓自体が外に向かって開くからです。
なかには内側に開くタイプの窓もありますが種類は限られます。
なぜ、網戸を外側に設置できないことが欠点なのか・・・
それは・・・虫が室内に入りやすくなるからです。
開く窓の構造上どうしても網戸がガラスの内側に設置されます。
そうすると、ガラス面を閉める際に網戸を開ける必要があります。
(そうしないと窓が閉められません)
その時に網戸についた虫が室内に入ってくることがあります。
特に、窓の外に樹木や水がある場合は虫が近づきやすくなる為
その可能性が高くなります。
また電気の近くも虫が近寄ってきますので要注意です。
対策としては・・・
上記のような場所にはできるだけスライドタイプの
窓を設置することをお勧めいたします。
また、どうしても開くタイプの窓が良い場合には網戸に
虫除けスプレー等をまいておくのも効果的かもしれません
網戸の構造は図面上ではなかなかわかりづらい点になります。
しかし、虫が嫌いな方にとっては重要な問題になると思います。
住み始めてからのサッシ交換は大変ですので、
打ち合わせの際にぜひ担当営業に相談しましょう!