建物の間取りを見ていたりすると、同じ建物でも、
建築面積、建物面積、施工面積、床面積、延床面積
というように、色々な面積が出てきます。
どれも似た感じに見えますが、別のものもあり、
違いがよく分からないという方も多いので、
ご説明します。
・建築面積とは、
建物を真上から見て求めた面積のことです。
・施工面積とは、
決まった基準はなく、施工した部分全ての面積であることが
多いです。
・床面積とは、
建物のその階の壁で囲まれた部分を真上から見て
求めた面積のことです。
・延床面積とは、
建物全ての階の床面積を合計した面積のことです。
建物面積とも呼ばれます。
ただし、この床面積、延床面積には、含まれない部分があります。
・吹抜け
・バルコニー
・ロフト、屋根裏収納等の天井高1m40㎝以下の部分
・玄関ポーチ
など床が無かったり、壁で囲まれていなかったりする空間が
床面積、延床面積に含まれない部分です。
その為、同じ建物の場合、
施工面積は延べ床面積よりも大きくなるのが一般的です。
延床面積30坪の建物だと、
各居室の大きさにもよりますが、
大体3LDKや4LDKが取れて、LDKの広さは16帖ぐらいと
思われがちです。
しかし、延床面積に入らない吹抜けや、ロフト、屋根裏収納等を
作ることで、実際の面積以上の広さになることもあります。
また、間取りの工夫次第では、
吹抜けやロフト、屋根裏収納等無くても、
実際の延床面積よりも広く感じられるようにも出来ます。
建物自体の大きさを変えずに、
広く感じられるような間取りについては、
建築会社の方に相談されてみてください。