新築時の「地盤調査」を簡単に説明すると
建物を建てる土地が、建物を支える力があるか
否かを測るものです

絶対しないといけないの?
今まで家が建っていたんだから大丈夫でしょ?
と思ってしまいますよね

昔は地盤調査をせずとも建てられた
そんなお話を聞くこともありますが
昔と今では少し事情が変わっています

戸建住宅を建てる際には必ず『建築確認申請』
に合格しなければなりません
建物を建てる許可の申請です

建築確認申請に合格するには建てる建物が
建築基準法やその地域の法令などに基づいて
建てられていることを図面などで提出します

その中でも、家を支える基礎は
国土交通大臣が定めた方法に
しなければならないことになりました

これは2000年の建築基準法の改正により
定められたものです
(建築基準法施行令38条第3項)

その定めた方法を簡単に説明すると・・・

地盤の強さに応じて建物の基礎が
屋根などの加重を長い間受け続けても
大丈夫かを計算し、基礎の種類を選ぶというもの

つまり、地盤の強さと合わせて建てる建物の
重さも関係し、地盤と基礎がその重さに
耐えられると算定できなくてはいけません

その計算のためには地盤の強さも大きく
関わってくるので、結果として新築する場合には
必ず地盤調査が必要になります

新築、特に注文住宅においては皆様が同じ建物を
建てるという事はなかなかありません

建てる建物が変われば、その加重も変わり
その都度計算をしなければいけないということです

そして、地盤調査の結果地盤が弱いと判断された
場合には『地盤改良工事』が必要となります

地盤改良工事もまた、必ず行わないといけません
地盤調査の結果によって工事の種類は様々あり
費用も大きく変わります

新築戸建をご計画の際には、発生するか否かは
分かりませんが、最初から地盤改良工事の予算を
考えておかれることをお勧めします