新築住宅に実際に入居してみて、
「やっぱりここにもカーテンレールが必要だった!」
なんてこと、あると思います。
入居して、後からカーテンレールを取り付けることは
可能です。
ただし、どこでも取付可能というわけではありません。
下図のような何も装飾のない一般的な機能性レールでも、
レールそのものの重さが
2mサイズがダブルで約1.4kg程度あります。
※通常、厚手のカーテン用と、レースのカーテン用で
ダブルレールを使用される場合が多いと思います。
これにカーテンの重さが加わり、
少なくともカーテンレールとカーテン合わせて
3kg程度にはなるでしょう。
装飾されたレールや
厚い生地のカーテンになると、
もっと重くなります。
壁の中で、きちんと木(これを下地といいます)が
あるところにネジを止めて固定しないと、
重みでレールが落ちてしまう恐れがあります。
壁の中にどのような形で下地が入っているかは、
それぞれの建物構造で異なってきますので、
実際に調べてみる必要があるでしょう。
では、綺麗に壁紙が貼ってある壁の
どこに下地があるかなんて、どうやって調べるのでしょう?
職人さんでもない素人が、とんとん壁を叩いても、
なかなか分かるものではありません。
実は、下地を調べる専用の道具が販売されています。
これ、先端から針が出てくる仕組みになっているのですが、
実際に壁に針を刺してみて、下地の有無を調べます。
針を刺して途中で止まったら下地有。
→目盛りのサイズのネジを止められます。
針が奥まで刺さってしまったら下地無。
→ネジは止められません。
これで確実に下地のある場所が分かります。
ただこの道具を使うと、壁に穴が開いてしまいます。
針を刺すので当たり前といえば当たり前ですが。
針を刺さないタイプの道具もありますが、
金額が上がります。
針を刺すタイプであれば、1,000円程度で手に入るのに対して、
針を刺さないタイプは3,000円程度~になります。
どちらもホームセンター等で簡単に手に入りますので、
気になる方は探してみてください。
後からカーテンレールを取り付ける際は、
いずれかの道具を使って
きちんと下地の有無を調べてからにしましょう。
不安だという方は、もちろん取付業者さんにお願いするのも
1つの方法です。
窓枠の内側にポールを突っ張って、カフェカーテンを提げたり、
ネジがいらないタイプのロールスクリーン等だと、
下地の心配はいらないですね。
実際に住んでみると、外からの視線や日差しだったり、
意外なところでカーテンレールの必要性を感じるかもしれません。
様々な道具や商品が出ていますので、
自分の家や生活スタイルに合ったものを探すところから
始めるのも、面白いかもしれませんね。
画像提供/TOSO