お家のプランが固まり、建築の許可もおり、融資も決定・・・
となると一刻も早くマイホームの顔がみたいものですよね。
どんな順番で工事が進んでいくのかな?
どんな職人さんたちが、工事に携わるのだろうか?
現場で立ち会うことってあるの?
色々知りたいことが出てくると思いますが、
ここでは、一般的な木造住宅の工程をキーワード毎にわけて、
ご説明していきたいと思います。
まず 本格的な工事に入る前に、準備すること があります。
地盤調査やその結果必要となる場合がある地盤改良工事、
仮設の電気・水道引込、トイレの設置などです。
さあ、基礎工事の着工です。基礎ができる部分の
掘削から始まり、鉄筋組み、コンクリート打設と工事が進んでいきます。
基礎に埋まる配管工事を設備業者さん、シロアリの土壌処理を
専門の業者さんが、それぞれ同時期に施工します。
足場が組まれ、次工程の棟上げの準備で木材が搬入されてきます。
柱をたてるための土台の敷きこみも、この工程で行われます。
これからの工事中に出るゴミ・廃材などを入れる大きなゴミ箱が
設置されれば、いよいよ棟上げです。
人出をかけて、1~2日で 大工さんによって棟が上がり、
骨組みから、お家の外観が分かるようになります。
上棟のお祝いをされる方は、この時になります。
職人さん達へのご祝儀などは、ご都合でお任せいたします。
屋根が葺かれ、外部の窓や玄関ドアが搬入されてきます。
柱など木部の防蟻(シロアリ)処理も行われます。
ここまで工事が進むと、柱や梁、筋違い、金物などの構造材が
しっかり取り付けられているか、
検査機関のチェック(中間検査) を受けます。
検査の合格を受け、窓(サッシ)や玄関ドアが取付られ
外壁材の張り付けが行われます。
外壁からの雨水の進入を防ぐコーキングが施されたら、
内部の電気配線と工事は進み、
大工さんが床材を貼り、室内ドアなどの建具を取付、
内壁の石膏ボードを張り終えれば、木完検査を迎えます。
ここで、電気のコンセントの位置の確認や、
大工工事の手直しはないか等のチェックを行うため、
立ち会い(木完検査) が必要となります。
この時期にユニットバスも専門の業者さんにより設置されます。
お施主様・工事担当・営業担当の3者のチェック が済めば、
大工工事の終了です。
そして工事はいよいよ佳境へとはいります。
外壁の塗装(サイディングの場合は木部や軒天など)をして
雨樋がかかり、足場が撤去 されます。
外部の配管工事が始まり、玄関・ポーチのタイル貼りなどの左官工事も
この時期に行われ、壁紙を貼っていくクロス工事がスタートします。
クロス工事が終わればキッチンや洗面台・トイレなどの設備機器の設置が
行われ、給湯器などの外部設備も取付られます。
電気が引き込まれて、養生が外され家全体のクリーニングをします。
畳が敷きこまれ、サッシの調整が済めば、完了検査を迎えます。
社内で営業・工事による完了検査を行ったあと、
お施主様の立ち会いのもと完成検査を実施 します。
汚れやキズ、建具の不具合などのチェックをお願いいたします。
1週間から10日ほどの不具合の手直し期間をいただき、
その間に仮設の電気やトイレ、ゴミ箱など撤去します。
その後、お施主様のご都合に合わせて、
建物のお引き渡し となります。
立ち会いをお願いする日は、なるべくお休みの日となるよう
調整して行われますが、融資の契約日などは平日が原則となります。
お仕事の早めの調整をお願いいたします。
工事が始まるまでは長く感じますが、着工してからは
アッという間の工事期間だったと、よくお聞きします。
工事期間中は、現場にもよく足を運ばれ、職人さんとも仲良くなって、
素敵な家づくりの思い出にしてくださいね。