家を建築する場合に、必ず行わないといけない調査のひとつに
地盤調査が有ります地盤調査は、家を建てる土地の強度を調べ、
地盤の沈下などの欠陥が起こらないような基礎を選ぶための調査になります。
ここでは地盤調査について少し深堀してご説明させて頂きます。

 

1.そもそも地盤調査の目的とは・・・

 

昔は行われてなかったのですが、今は必ず地盤調査
行なわれるようになっています。これは、

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」

という、家の瑕疵(欠陥)を施工者が10年間保証しなければならないことを定めた
この法律が制定されたことによって、軟弱地盤で家が傾いた場合でも
基礎の欠陥として扱われることになり、施工者が保証しなければならなくなったからです。

 

2.地盤調査の方法として・・・

 

 

一般的に以下の3種類があげられます。
スウェーデン式サウンディング試験(スウェーデン式試験・SWS試験)

一般の住宅において最も多く利用されている調査方法です。スウェーデン式サウンディング試験は、
鉄の棒(ロッド)にドリル状の部品(スクリューポイント)を取り付け、おもりで荷重をかけます。
スクリューポイントを回して地中に貫入させていくという手順の調査方法です。
おもりの重さや回転させた回数によって地盤の強度を調べます

ボーリング調査(標準貫入試験)

ボーリング調査(標準貫入試験)はボーリングで地面に8cmくらいの孔を開け、そこに
サンプラーと呼ばれる鉄の筒状部品を挿入します。そのあとサンプラーの上からハンマーを
所定の高さで落下させて、何度ハンマーによる打撃を要したかによって地盤の強度を測定します。
多くの地盤調査に利用されていて、実績も豊富にあるため、データの信頼性が高く、
その分調査コストも高いのが特徴です。
表面波探査法

表面波探査法は起震器と呼ばれる振動を発生させる装置と、振動を捉える検出器を地面
に設置します。起震器から発生した振動が地面に伝わり、
その振動の伝わる速さで地盤の強度を測定します。

 

 

3.土地の購入前に地盤の調査は可能か?

 

一般的には無理・・・なぜならば、調査を行い地盤の結果が悪ければみなさん
土地の購入を控えると思います。不動産会社にとってはマイナスポイントですよね
ほとんどの業者さんが、土地の契約や土地決済(残金の支払い)が
終わらないと地盤の調査はさせてくれません

 

 

4.地盤調査の立会いは可能か?

 

答えは・・・可能です。出来れば是非立会いをしましょうね
自分達の家が建つ、土地の状況は必ず自分の目で見て確認された方が良いと思います
建物が凄くいい家でも、地盤が悪ければ家が傾く可能性が大きいですよ、その為の地盤調査です
地盤調査の立会いを断られる会社さんは無いと思いますので立会いをおススメします