新築に限らず、お家には窓は必ず必要になりますよね。
窓には、光を取り入れて明るいお部屋にしたり、
大きな窓は開放感があったりと様々な効果があります。
窓のサイズが大きいと、その分光を多く取り入れる事ができたり、より開放感のあるお家になります。
適切な場所に、適切なサイズの窓を取り付けるといいですが、窓の数が増える事ででてくる影響もあります。
ですので、窓のサイズを大きくするとどんな影響があるのかをご説明していきます。
(1)防犯面の心配
窓のサイズを大きくする事により、防犯面の心配がでてきます。
一戸建てを狙う泥棒の侵入経路は、戸締りのされていない窓からの経路が
非常に多いと言われています。
また、窓が増えると、しっかりと施錠しないといけない窓の数が増える、
そして窓のサイズを大きくすると、窓ガラスを割って侵入されるリスクも増えていきます。
窓の施錠はもちろん、侵入経路になりそうな窓には、シャッターや格子、防犯ガラスにしたりと対策をする事で防犯性は高まります。
(2)断熱性や遮音性の心配
窓のサイズを大きくする事により、断熱性や遮音性の心配が出てきます。
外気に面している場所は壁と窓になりますが、壁と窓の断熱性を比べてみると、
どうしても窓の断熱性の方が劣ってしまいます。
窓のサイズが大きくなると、その分壁の面積は減ってしまいますので、断熱性は下がってしまいます。
また遮音性も同じで、窓の方がより多くの音を伝えてしまいます。
窓のサイズが大きいと、冬場の温かい日差しを取り込みやすくなりますが、その分、夜になると室内が冷え込む可能性が出てきます。
窓の断熱性や遮音性の性能も気にしながら、窓を選ぶといいと思います。
(3) プライバシーの問題
窓のサイズを大きくすると、プライバシーの問題がでてきます。
お隣に住んでいる方の視線や、人通りの多い場所にお家を建てる場合には、外の視線が入ってくることになります。
外からの視線が気になってしまって、ブラインドやカーテンを閉めたままにしてしまい、
閉鎖的な暗い空間になってしまうかもしれません。
視線が気になる場所は、窓の設置位置を考えたり、型板ガラス(光を通しながら視線を遮るガラス)にしたりと
ひと工夫する事で問題は解消できる事もあります。
その他にも、窓のサイズを大きくする事で、家具の設置場所に困ってしまったり、
カーテン代の費用が増えてしまったり、お掃除が大変になったりと、
様々な影響がでてきます。
窓には様々な種類があり、適切な場所に、適切なサイズの窓を設置する事で、
よりよい空間を作ることができます。
ですので、窓サイズを大きくしたいと思ったら、窓をどこに設置したらいいか等、
ハウスメーカーさんや営業担当者に聞いて、適切なアドバイスをいただいて進めていきましょう。