最近は、平屋をご希望される方が以前に比べ増えたように感じます。
しかも2階を使わなくなる世代のみならず若い方の平屋希望が
増えているという事実。これはどういう事なんでしょう?

最初にお伝えするとすれば、
『平屋はオススメだ!』
・・・という事でしょうか。

なぜ平屋が人気になってきたのでしょう?
少し平屋のメリットを記載します。

①ワンフロアでの生活が便利。
②階段やベランダ、2階トイレなど不要になる。
③重量が軽く構造的に安定するので地震に強い

代表的なメリットはこんなかんじではないでしょうか?
『じゃあ、やっぱり平屋がいいんじゃない?』

しかし、平屋になると大きな敷地が必要になる事も考えられますし
敷地の大きさによってはお庭や駐車場がうまく取れないなどの
別の問題が起きてしまう事もあるので、難しいとこですね。

さて、タイトルの『平屋は坪単価が高くなるのか?』について

結論からいえば

『高くなります!』

前述の通り、階段やベランダが不要になるので
安くなるんじゃないの?・・・そう思われるのも分かります。
どういうことなのか?解説をしますね。

なぜ平屋の坪単価が高くなるのか?
意外と簡単な理由なんですが、わかりやすく建物の大きさを
『40坪』とした場合で比較しましょう。

平屋の40坪と総二階建ての40坪だった場合
(総二階とは1階と2階の大きさが同じ建物の事です。
今回の場合、1階は20坪、2階も20坪 合計40坪となります)

平屋の方は、基礎も屋根も40坪分が必要となります。
当たり前のようですが、総二階の場合は基礎は20坪
屋根も20坪分で良いのです。

いかがでしょう?意外と簡単な理由ではないですか?
基礎や屋根といえば、建築費の中でもウエイトが大きいので
どうしても平屋の方が単価があがってしまうんです。

しかし、実はこの問題の答えは隠れたところにあるんです。

坪単価は平屋の方が高くなってしまいます。
坪単価は・・・ですね。
でも、2階建てより平屋の方が高いのか?

こう聞かれると素直に
『はい。高くなります。』
とは言えないんですよ。

今、これを記事を読んでおられる方の頭には
たくさん『?』が浮かび上がったのではないでしょうか?

どういうことなのか?これは建物の大きさに関係があるんです。
例えば4LDK希望で、LDKは20帖。各部屋は6帖希望とします。

平屋であれば、おそらく30~32坪もあれば十分だと思います。
『2階建ても同じじゃないの?』
いいえ。違うんです。全く違うんです。

少しだけ前にも書いていますが・・・。
平屋と2階建ての建物に求める『条件』が違うんです。

①トイレ
平屋の場合、多くの方はトイレは一か所でOKという事に対して
2階建てになると、2階にもトイレが必要という方もおられます。

②バルコニー・・・。
平屋はお庭があるから問題ないのですが、2階建てとなったら
バルコニーが必要だ!という方も少なくないんです。

このように2階建てになると平屋では求めていなかったものが
必要になる事も実は多いんです。

すると仮に32坪で良かった建物の大きさが、階段やトイレ、
バルコニーが必要になる事で、36坪や40坪くらいに
なってしまうかもしれないわけです。

単価の高い32坪と単価は安いが40坪。
どちらが高いかは微妙なところなんです。

2階トイレやバルコニーが不要なら
2階建ての方が安くできそうですけどね。

いかがだったでしょう?

坪単価が高いから総額が高いのか?
これはまた別の問題なんです。

オススメの検討方法は
『どちらもプラン・見積りを貰う』
これしかないと思いますよ。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
次回は『総二階ってどうなの?(タイトル未定)』を
記事にしますね♪