注文住宅を検討されている方から、
「家を建てるときに気を付けることはどんなことですか?」
という相談をよく受けます。
住宅購入は一生に一度の買い物です。
人生で最も高価な買い物になります。
できれば後悔したくない物ですよね。
そして、それほどの一大事ですので、
考えることや知っておくべきことは多く、
注意点は多岐にわたります。
大きく分けてみると、
1) 注文住宅の予算や資金計画
2) 土地探しや選び方
3) 家の間取りとプラン
4) ハウスメーカと工務店の選び方
の4つがあります。
全てを一度に考えるのは難しいので、
今回はまず、”1)注文住宅の予算と資金計画”についてお話しします。
ここで特に気を付けてほしいことが、
住宅ローンの支払を家賃感覚でとらえている方がいらっしゃるということです。
しかし、ローンの支払う金額と家賃の金額は、
たとえば同じ7万円でも実際にかかる費用は異なります。
持ち家になると固定資産税やメンテナンス費用などがかかりますので、
必要な時にお金が出せるよう2~3万円の貯蓄が必要です。
つまり、住宅ローンと今後の貯蓄で
9~10万円の支払いになるということです。
また、長く暮らしていくうえでは、思いがけない出費もありますよね。
たとえば家電や車の買い替えや、
お子さんの進学費用です。
よって、ここでお伝えしたいことは、
住宅ローンの返済を家賃と同じ感覚ではなく、
先々を見据えた費用も踏まえ住宅購入を検討されたほうが良いということです。
では、次回はひきつづき
「住宅の予算はどのくらいかかるか」について
お話ししたいと思います。