お客様からよく「工事途中の現場を見ても、どこをどうやって
見ればいいのか分からない」
「完成したお家なら参考になるけど、途中って意味あるんですか?」

といった内容のお話をお聞きします。

確かに、工事途中の現場は新品の設備関係も見れないし、
内装の参考に出来るところ等もないので、
一見、見ることに意味がないように感じるかもしれません。

ですが、それは大きな間違いです。
どちらかというと「完成したお家」や「モデルハウス」よりも
見る事に意味があります!

とは、言っても何をどうみればいいのか分からない!!
と思われる方もいらっしゃるでしょう。

工事途中の現場の確認ポイントは、実はとっても簡単です。

大きなポイントは、
どういった「木材」をつかっているか?
です。
工事途中で見る事が出来るお家の「骨組みの木材」
当たり前ですが、完成すれば見えなくなってしまいます。

そして、見えなくなった骨組みは定期的にメンテナンスが
出来るところでは無い為、もし、不具合が生じても
手の打ちようがありません。

その為、骨組みに使っている木材がどういったものなのかは
必ずチェックをされてください。
そして、その柱が「強度表示がされている集成材」か
もしくは「無垢材」なのか?をご確認ください。

もし、集成材の場合でしたら、柱に記載されている強度の
数値がどのくらいなのかを確認されてください。

数値が100前後であれば問題はありません。

そして、無垢材を使っているところであれば
柱の4面に節があるかどうかを確認されてください。

4面に節がある場合は、その柱は「若い木」である可能性が
高いです。

昔であれば、成長途中の若い木は燃料になったり、割り箸になったり
チップになったりしてました。

ですが、今は住宅に使われる場合もある為、
その点は決して見逃してはいけません。

一生に一度の大きなお買い物をするからには
後悔のないよう、表面だけではなく
その中身もきちんと確認するようにしましょう。