前回は壁紙の選び方についてご紹介しました。
その中で素材についても少しお伝えしましたが、
今回は壁紙の素材について詳しくご紹介したいと思います。

まず、壁紙の素材でよく使われるのが
【ビニールクロス】です。

ポリ塩化ビニールなどで作られていて、一般的に
普及している壁紙です。

他の壁紙の素材に比べると価格も安く
耐久性があり、デザインの種類も多いです。

また、防カビ性、抗菌性、防汚性など
機能性もざまざまです。

次は【紙クロス】です。

その名の通り紙からできている壁紙です。
和紙からできている壁紙やケナフなどを
原料とした壁紙もあります。

輸入壁紙に使われていることが多く
色や柄など個性的な壁紙が豊富で、
独特な風合いがあります。

価格はビニールクロスよりも高めで
ものによってはキズに弱いものも
ありますので、使われる場合は
使う場所と種類に気を付けてください。

次に【織物クロス】です。
この壁紙はレーヨン、絹、麻、合成繊維で
できた壁紙で、平織りや不織布などがあり
個性的な質感があります。

ビニールクロスなどに比べると高級感や
重厚感がありますが、汚れが落としずらい
という弱点もあります。

最近では天然素材と組み合わせた
汚れが付きづらかったり、耐水性がある
壁紙も出てきています。

次に【無機質クロス】です。

ガラス繊維や金属が材料として使われています。
防火用の壁紙としても使われています。

次に【珪藻土クロス】です。
紙と珪藻土を混ぜて作られた壁紙で
塗り壁のような存在感が出ます。

残念ながら本当の珪藻土塗り壁に比べると
調質性や消臭性などの機能は少ないですが
塗り壁にしたいけど価格が、、、
という方におススメです。

最後に【木質系クロス】です。
木質系壁紙は多く分けると２タイプあり、
銘木シートとコルクシートがあります。
薄くスライスした天然木やコルクに
紙やアルミを裏打ちして作られています。

温もりのある雰囲気を作りたいという方に最適です。

壁紙を選ぶときには壁紙の性能を知ると
どんなの壁紙をどこに使いたいなど
イメージが沸きやすいと思います。