部屋の中で一番大きな面積を占める壁紙は
家の中のイメージを決定づけると言ってもいいくらいです。
なので、壁紙にはたくさんの種類があります。
そのたくさんの種類の壁紙がある中から、
サンプルだけを見て決めるのはとても大変な作業です。
好きな色、好きな柄など自分の好みだけで
決めてしまえばいいということでもありません。
今回はそんな壁紙選びについてみなさんが
少しでも楽に楽しく壁紙選びができればと
思い選び方をお伝えしたいと思います。
まずは【家の全体的なテイスト】に
するかを決めることです。
室内の扉を境にいろいろなテイストでいろいろな壁紙を
選んでいろいろな部屋を作ることもできますが、
まとまりのない家になってしまう可能性もありますので
まずは全体的にどのような家にしたいのかを決めると
いいと思います。
例えばですが、「かっこいいモダンな感じにしたい」や
「癒されるようなナチュラルな感じにしたい」など
家族でイメージを共有しながら決めるといいと思います。
テイストが決まったらいよいよ壁紙選びです。
ここで3つのポイントを押さえておくと
壁紙が選びやすくなります。
1つ目は【色】です。
まずは希望のイメージで各部屋のベースとなる色を
決めていきます。
例えば、リビングは落ち着いて過ごせるよう
温かみのあるイメージにしたいと考えているなら
ベージュ系の色。
スタイリッシュでモダンなイメージにしたいなら
グレー系の色。
などイメージによって色を決めていきます。
壁紙の多くの面積を白色と考えている方が多いですが、
白の壁紙でもベージュやオレンジ系の白だったり
グレーや青系の白があります。
ですので、同じ白系でも横に並べて比較してみたり
実際に壁に当ててみたりして見比べてみてくださいね。
壁紙を決める際はカタログの小さな壁紙のサンプルを
見て選んでいくことがほとんどです。
サンプルを見てこれと決めていても実際に大きな面積の
壁紙を貼って見ると少し色が薄く感じて見えてしまいます。
ですので、少しイメージより濃いかなと感じるくらいの
色を選ぶといいと思います。
2つ目は【柄】です。
壁紙には本当にさまざまな柄あります。
この柄選びで気を付けていただきたいのは
「柄の大きさ」です。
基本的には小さい部屋には「小さい柄」
広い部屋には「大きな柄」で選んでいくと
いいでしょう。
それでも好きな壁紙があって、小さな部屋に
大きな柄、大きな部屋に小さな柄を貼りたいと
いう場合には1面だけのアクセントとして
使うといいと思います。
3つ目は【素材】です。
壁紙で多く使われている素材は「ビニール」です。
カラーやプリント柄などたくさんの種類があり、
水を吸収しにくいので掃除などがしやすいものになります。
その他の素材は音や空気を通してくれ和室などに合う
「紙」でできた壁紙や、高級感や重厚感を出してくれる
布でできた「織物」の壁紙などもあります。
「木質系壁紙」といって薄くスライスした天然木や
コルクなどの天然素材の壁紙もあります。
また、珪藻土や漆喰といった無機質の素材を使った
「無機質系」の壁紙などいろいろな素材があります。
また、壁紙自体に汚れ防止、抗菌、消臭、防カビ、
耐水・撥水性を加工した壁紙もありますので
ぜひ、部屋の用途やテイストに合わせて選んでみてください。