「勾配天井」って聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
最近はSNSでオシャレな部屋の写真を投稿する方が増えているので、
見たことがある方も多いと思います。

今回は勾配天井が「どんなものなのか?」、「どんな特徴があるのか」を
ご紹介させて頂きます。

まず勾配天井とは、文字通り天井に斜めの勾配を付けることです。
本来はデッドスペースである屋根裏を部屋の空間として利用します。

 

では、次に勾配天井のメリットについて紹介致します。

 

1つ目は、部屋に開放感が出る点です。

同じ広さの部屋でも勾配天井にしている部屋の方が
タテに視界が抜けるので、より広さを感じることができます。

やはり開放感のある空間を作れる点は、
勾配天井の最大のメリットだと考えます。

 

次に勾配天井のデメリットを紹介させて頂きます。

 

1つ目は、手の届かない場所のメンテナンスが大変な点です。

勾配天井の場合、高い所に付けた照明の掃除や交換が大変になります。

近頃はLEDライトを主体に照明をつけることが増えたので、
頻繁に電球交換をするということはないと思います。

しかし、いつかは交換時期がやってきますので交換が必要です。
その際にご自身で交換できるなら問題ありませんが、
手の届かない高い位置の場合は、業者さんに依頼することになると思います。

これらの点からメンテナンスが大変だと考えました。

 

2つ目は、コストがかかる点です。

当然ですが勾配天井にすると普通の天井と比べて壁の面積が増えます。

壁の面積が増えるということは、クロス(壁紙)を貼る範囲が多くなり
コストアップになります。

さらに、高所で作業するためには、足場が必要になるため、
足場を付ける費用もコストに含まれております。

 

以上、勾配天井のメリットとデメリットを紹介させて頂きました。

よく「勾配天井がある部屋は暖まりにくい」
イメージされている方も多いのではないでしょうか?

この点に関しては、
建物の「断熱性」「気密性」が良ければ
特に影響はないと考えます。

最近は、性能が高い建物が多いので
気になる場合は、検討しているハウスメーカーの
「断熱性」と「気密性」を確認することをオススメします。

勾配天井は部屋に開放感を作れるので、
個人的にはオススメです。

もちろんデメリットもありますので、
しっかりと理解した上で計画しましょう!