住宅ローン控除って言っても控除額はいくらなの?!
住宅取得を考えられている方は
多くの方が気にされているポイントです
今回は住宅ローンの控除額の計算方法を
簡単にご説明します
住宅ローン控除については
「住宅ローン控除について教えてください」を
参考にされてください
控除額は、「ローンの年末残高(上限の範囲内)×1%」
から算出します
2014年4月以降に一般住宅に入居する場合は
「4,000万円×1%=40万円」となり、年間で最大40万円の
控除が受けられます
取得した住宅が
「認定長期優良住宅」や「中古住宅」の場合は、
住宅ローン控除の上限額が変わってきますので
ご注意ください!
この控除期間が10年間ですので
合計すると「最大400万円」の控除になるのです!
400万円も控除が受けられるなんて...!!
魅力的ですよね
ただ気をつけて頂きたいのは『最大』という言葉
つまり、400万円という額が
そのまま控除されるわけではありません!
大切なのは、住宅ローン控除は
1年間で支払う所得税の範囲内でしか
税金が戻ってこないということです
まずはこの点を理解し
次の計算を参考にされてみて下さい
例えば、住宅ローンを3,000万円借入し
一般の新築住宅を購入・2015年4月に入居した場合
控除の限度額は
先程の計算と同様にして
「3,000万円×1%=30万円」ですね
そして、所得税を約10万円支払っているとします
このご家庭の場合は、
控除上限額より所得税額の方が少ないことが分かります
このようなケースでは
住民税からも一定の範囲で控除が受けられます
2014年4月以降は
「所得税の課税所得×7%(上限は136,500円)」が
住民税から控除されます
ここでは、上限である136,500円を
住民税に対する減税額として計算してみましょう
この結果、所得税と住民税を合わせた初年度の控除額は
約24万円となります
つまり!このような場合ですと
住宅ローンの年末残高から計算した
控除限度額30万円よりも少ない控除しか
受けられないということです
ただし、将来的に所得が増え納税額が多くなれば
住宅ローン控除が多くなる可能性はあります
あるいは、収入合算やペアローンを利用している場合は
ご主人様がお一人でローンのお借入をするよりも
ご夫婦合わせた住宅ローン控除が多くなることもあります!