住宅ローン控除

Q:住宅ローン控除とはどういった内容のものですか?

A:毎年、年末近くになってくると、
「住宅ローン控除」という言葉を耳にする方も多いのではないでしょうか?

今から住宅を取得する方であれば
ぜひ知っておいてほしい国の優遇措置の一つです。

では住宅ローンを利用して家を取得する場合に関する
「住宅ローン控除」についてお話しますね。

できるだけ簡単に言うとすれば

住宅ローンの年末残高の1%が10年間 所得税から控除される!
というものです。

たとえば、あなたが会社員の方で給与所得者だったとすれば
毎月給料から所得税が差し引かれていますよね?

扶養家族の人数や、その家族の年齢、  また生命保険や個人年金に加入
していればその加入状況などにより

同じ年収の人同士でも
支払っている所得税の金額は違っていると思います。

その支払った所得税が
住宅ローンの年末残高の1%以上であれば1%までが控除され

1%未満であれば支払った所得税分が上限となります。

1年目は確定申告することで国から還付が受けられ

2年目以降は勤務先の会社に書類を提出すれば
会社で手続きをしてくれる場合がほとんどです。

ただし、取得した家に入居した年の税制が適用になるので
いつ家を買ったかで控除される上限金額は違ってきます。

しかし先ほどのように
納めた所得税が住宅ローン残高の1%よりも少なかった場合などは
支払った分の控除しか受けられないの?と少々損をした気にもなりそうですが

実は、その場合には翌年の住民税からも控除してもらえます。

こちらも金額の上限は決まっていますが
できるだけ多くの人に住宅ローン控除をフルに
近い形で利用できるようにという措置のようですよ。

このように住宅ローン控除とは賃貸で家に住む方とは違い

住宅取得者には大きなメリットになります!
そして、この住宅ローン控除を受ける際にはまず
年末に勤務先の会社から発行される源泉徴収票で

自分が1年間に支払った所得税と
年末の住宅ローン残高を確認することでおおまかな
控除金額の目安をつけることが出来ますよ。