新築時にどなたも必ずぶつかるのが、住宅ローンの問題。
銀行も多数ある上に金利形態も様々。一体どれがいいんでしょう?
1つだけ最初に答えておくと、『どれも同じ』ではありませんよ♪

ポイントは以下の3つ。
①どんな金利を選ぶのか?
②どんな組み方をするのか?
③どんな返済計画をするのか?

前回の記事でポイント①の金利について記載しましたが、
今回はポイント②どんな組み方をするのか?を書きますね。

住宅ローンの組み方は、変動か・固定かという2択ではなく
色々な選択ができるようになっています。

言葉では、どんな組み方か?と書かれても全然ピンときませんね。
いくつか例を挙げようと思います。

<金利の組み合わせ>
借入額が3,000万円の場合どんなケースがあるか?

■ 3,000万円すべてを変動金利 or 長期固定 or 短期固定にする
■ 1,500万円ずつ(内訳は半々じゃなくても可)のミックスプラン
■ 土地と建物の割合で、ローンを2つに分ける

一例ですが、こんな組み合わせも可能なんです。

<ご夫婦共働きの場合>
同じように借入額が3,000万円の場合、どんなケースがあるか?

■ ご主人が単独で3,000万円のローンを組む
■ 収入合算で、ご夫婦で3,000万円のローンを組む
■ ペアローンで、ご主人2,000万円、奥様1,000万円と2つに分ける。

では、それぞれのメリットやデメリットを考えてみましょう。

まず、借入額全てを変動金利もしくは長期・短期固定にする場合。
これが一般的だと思います。しかし、低金利である今の状態や
今後の金利上昇リスクを思えば、ミックスプランは魅力的です。

ローンを2つにわける事も、意味合いはミックスプランと同じなので
上記メリットや将来的な金利変更をどちらかだけ…という選択肢も
生まれるので考え方によっては良い方法かも知れません。

デメリットは、印紙税や融資手数料が割高になる場合がありますので
最初にかかる経費が増額する事があります。

逆を言えば、それくらいなので金利の組み合わせは積極的に
ご検討いただきたいポイントでもあります。

次に共働きの場合。

共働きのご家庭の場合、ローン控除の事を考えると、奥様との
収入合算は良い方法だと考えられます。しかし、その場合、
奥様には団体信用生命保険が付きません。

そこに注目すると、ペアローンで奥様もご主人と別に借り入れを
行う事で、団体信用生命保険を少しつける事も考え方の一つです。

そもそも…ですが、ミックスプランで金利が分かれている事が
わかりづらくて面倒だとか、奥様に借り入れさせたくないとか
金銭的なメリット以外の事をお考えも方もおられると思います。

ここに記載している事は、考え方の一つとして参考にされてください。

いかがでしたか?組み合わせや組み方にも色々あるんだと
思っていただけたのではないでしょうか?

次回はポイント③返済計画について記事を書きますね。

・住宅ローンは何を比較するのか?その③