家の建て替えをお考えのお客様から、
こんなことを聞かれる場合があります。
「今まで家が建っていて大丈夫だったから、
建て替えるなら地盤調査は必要ないんじゃないですか?」
うーん、確かにみなさん疑問に思うところですよね。
ではまず、答えから先に言うと、
「建て替える場合でも、地盤調査は必要です。」
その理由を簡単にご説明しますね。
まず、新築の家を建てる業者は、建てた家に万が一欠陥があった場合、
それをきちんと補修できるようなお金を準備する義務があります。
(瑕疵担保責任)
そのお金を、事前に預けるか、保険に入るかで準備するのですが、
そのためには、その建物がしっかりしたものかどうかの審査で
合格しなくてはいけません。
その審査の中に、地盤調査をするということが入っています。
つまり、地盤を調べることは、しっかりした家を建てるために
必要なことなんですよ。
また、新しく建てる家の基礎の工事の仕方や種類によっては、
地盤の補強(地盤改良工事)をしなくてはいけないこともあります。
それに、同じ敷地の中でも、
場所によっては地盤の強さにムラがある場合もあるのです。
ですので、大事なのは、実際に新しく建てる家の基礎がどういうもので、
敷地のどこに家を置くのか、ということが決まった後に、
その家を置く場所の地盤を調べておくことなのです。
ただ、「地盤の補強の工事があるかどうかで予算と計画が変わる」と
ご心配な場合には、現在の家を壊してしまう前でも、
敷地内のどこかを事前に別費用で地盤調査することもできます。
その場合は、そういう心配があることを、
営業担当者にしっかり伝えるようにしましょう。
そうしてひとつずつ、不安なことや心配なことを解消して、
後悔しない家作りを進めていってくださいね。