注文住宅の場合、絶対に欲しいと思われている方も多い
ウォークインクローゼット。
ウォークインクローゼット(以下WIC)とは、
人が入って使用出来る大きめの収納部屋のことです。
中には整理整頓しやすいよう、
棚や造り付け家具なんかを付けて使用します。
設置場所としては、寝室などの居室、
家族全員で使用できるファミリークローゼットとして
洗面所の近くや、1階にある場合もあります。
WICが人気の理由は、
大きな荷物も置きやすいし、
衣類を1カ所にまとめられるし、
その中で着替えが出来るし、
タンスをその中に入れてしまえば
居室もスッキリするからです。
WICのデメリットとしては、
通路がデッドスペースになってしまうとか、
風通しがやりにくいとか、
スペースを取りすぎてしまい
居室が狭くなるということです。
デメリットの解消方法としましては、
「通路がデッドスペースになってしまう」に対しては、
通路分の約80㎝程を確保して残りにきっちり収納出来るよう、
棚やパイプの配置を考えるとか、
もしくはいっそのことウォークインではなく、
普通のクローゼットにしてしまうのも有りかと思います。
「風通しがやりにくい」に対しては、
窓を付けるとか、換気扇を付けるとか、
除湿機等使用できるようにコンセントを付けると
良いですね。
または、ウォークスルークローゼットにする方法もあります。
ウォークスルークローゼットとは、出入口が2カ所あり、
回遊性や風通しに優れた収納です。
ただ、通り抜けるには通路確保が必要なので、
収納力としては少し落ちてしまいます。
「居室が狭くなる」に対しては、
収納スペースも広ければ良いというわけでもありません。
WICに何をどのくらい収納するかを決めて、
それに合わせた広さを取るようにするのが
良いかと思います。
そして、WICの広さを確認する時は、
図面の寸法を実際に測ってみてください。
2帖以上あればいいか、とかイメージで考えないように
してください。
WICにもメリットデメリットがあります。
デメリットの解決策も考えてから、
間取りに取り込むようにしてください。