Q: 親が住んでいた家を相続したのですが、遠方で生活している為
自分が住むというワケにもいかず困っています。
管理についてどうすれば良いでしょうか。
A: 財産を受け継ぐということはとても有難いことですね。
出来る事なら当然そこに住みたいと思っていることでしょう。
しかし、生活の拠点が違う場合などは
なかなか行動に移すのは難しいものです。
売却というのも一つの手段ですが、そうは言っても
思い出のつまったものですし決断するのにも
時間がかかるケースもありますよね。
では、どのような事に気をつけて
不動産の管理をすれば良いでしょう。
次のようなことがあげられます。
まず、不動産を相続すると
自分が住んでいなくても固定資産税という税金がかかってしまいます。
固定資産税は毎年 1月1日の時点で土地や建物を所有する人に
課される税金です。
所有する不動産の評価によって税額は変りますが、
ある程度まとまった金額が必要になってきます。
(建物は古くなるにつれ評価は下がっていきます。)
使っていないのに毎年税金を払い続けるのはなんだか勿体ない気がしてしまいますね。
次に、不動産は定期的なメンテナンスをしキレイに保っておくのがベストです。
自分が使うにしても、後で売却するにしても
キレイに保たれていたほうが使いやすいですし
資産価値も下がりにくくなります。
建物では、窓を開けて風通しを良くし、
雨漏りや水回りの給排水に異常がないかなどの
メンテナンスのチェックを行います。
補修が必要な場合には出来るだけ早い段階で
補修したほうが良いでしょう。
(時間が経ちすぎてしまうと傷みが増し補修費用も高くなります)
敷地内の草刈りや、草木が近隣に越境していないか?
など、ご近所に気を配るのも大事なことです。
自分が住んでも住まなくても
不動産を持った時からご近所付き合いは始まったのだと思うくらいの
気持ちを持ったほうがトラブル回避にもつながります。
また、このように自分が住まない場合は
防犯面が特に気になるところですので
定期的に足を運びキレイにしておくと防犯にも効果的です。
是非、心がけたいものです。
しかし、そうは言っても遠方にお住まいの場合はなかなか難しいので、
業者に委託するというのも一つの手段です。
しかしこの場合は、やはり費用がかかってしまう為
業者選びは安心して任せられるかどうか?も含め検討しましょう。
不動産の管理には思った以上に
手間・ヒマ・お金 がかかってしまいますね。
しかし、せっかく受け継いだ財産ですので
きちんと管理をし大切に使っていただきたいと思います。