ＬＥＤの照明器具が普及してきて、
家を建てて最初に照明を決めれば、
向こう10年は照明の心配をしなくて済むようになりました。
「ＬＥＤ照明器具の寿命は何年ぐらいですか？」
でご説明したように、
ＬＥＤ照明器具の寿命はおよそ10年だからです。
最近では、同じ照明器具でも電球色と昼白色というように
光の色が二色展開のものが増えてきたこともあり、
より自分の好みに合わせた空間作りができるようにもなりました。
しかし、いくら好きに選んでいいと言われても、
一度決めたら簡単には変えられないとなると、
照明の光の色を何色にするか、、、悩みますよね。
ウォークインクローゼットの照明は、
昼白色がお勧めです。
十分な明るさを確保しておけば
電球色でも、もちろん問題はありませんが、
ものの見え方は大きく違ってきます。
左側が昼白色、右側が電球色の光を当てた写真ですが、
これだけ違いが出ます。
より自然な光の色でものを見せてくれるのは
昼白色です。
光源が発している光の色を数値化したものに、
色温度（単位：Ｋ）というものがあります。
色温度が高いほど青色へ近付き、
色温度が低いほど赤色へ近付きます。
ＬＥＤのダウンライトは、
電球色が２７００Ｋ、昼白色が５０００Ｋです。
日中の太陽光は５０００～６０００Ｋと言われており、
５０００Ｋの昼白色のダウンライトは
ものを自然光に近い光で照らしてくれるということになります。
もちろん、空間の繋がりやご自身の好みで
電球色を選ばれる方もいらっしゃいますが、
迷った時は昼白色にしておくのが安心です。
壁スイッチで簡単に光色を変えられるダウンライトも
出てきていますので、どちらか決められないという方は
検討してみてはいかがでしょうか。
価格はもちろん上がりますが、
外出先に合ったあかりに変化させながら身支度が出来るという
プラス面もあります。
ちなみに、ウォークインクローゼットに取り付ける
照明器具の種類は
ダウンライトもしくは薄型のダウンシーリングがお勧めです。
ウォークインクローゼットは、高さのあるものを収納したり、
場合によってはタンス等を入れたりするため、
天井からなるべく出っ張らない器具が良いでしょう。
「照明器具の取り付けは自分で出来ますか？」で
ご紹介したように、引っ掛けシーリングに対応していない器具は、
一度取付したら、取替には専門の工事が必要です。
ウォークインクローゼットの照明は毎日点けるものですので、
よく検討して、ストレスのないようにしましょう。
