部屋と部屋をつなぐ廊下。

廊下は、言ってみれば通路なので、
無駄なスペースだと思われがちです。

通路にしかならない廊下なら、
そんな廊下は無くしたい、と思ってしまいますよね。

では、廊下を無くしてしまっても本当に大丈夫なのか。
生活していく中で、何か支障が出る事はないのか。
気になるところです。

そこで、廊下が無い家のメリット、デメリットをみてみましょう。

廊下が無い家のメリットとしては、

・部屋を広く出来る
廊下が無い分、LDKや居室等の部屋が広く出来ます。

・家族の気配を感じやすくなる
廊下が無い場合、LDKを通って洗面所、浴室、階段、玄関等に行く事になるので、
家族の気配を感じやすくなります。

 

廊下が無い家のデメリットとしては、

・玄関を開けると部屋の中がまる見え
宅配便の方が来たりした際、LDKがまる見えになります。

・冷暖房のききが悪くならないように注意が必要
部屋が広くなった分、冷暖房のききにも影響してきます。
容量の大きいエアコンでないといけません。

・LDKは通路でもある事を考えておく
LDKは部屋であり、各部屋への通路も兼ねますので、
家具を置いた際でも、通路が取れているのかを考えておかなくてはいけません。

・生活音やにおいが気になる事もある
部屋同士がくっついているわけなので、
生活音やにおいは、当然気になる場合もあるでしょう。

・空間のゆとりを感じられない
部屋は広くなっても、部屋しかないので空間に限りが出てきます。

 

こうやって廊下を見てみると、
廊下は各部屋の独立性、機能性を高め、
空間のゆとりをつくっている事が分かります。

やはり、最低限の廊下の確保は必要ですね。

どうしても廊下が長すぎる、無駄だ、と感じてしまう場合は、
廊下に間接照明や、小物で演出できるようなスペースを作ってみては。
廊下はただの通路、という意識も減少します。

住んでからでないと分かりにくい部分ですが、
廊下は「ただの通路」ではなく、きちんと役割があります。
最低限の廊下を確保される事をお勧めします。