土地探しをしていると、
古家付きの土地というものを見る事がありますよね。
「古家付き土地」とは、
築年数20年~30年以上ぐらいの家が
建った状態で売ってある土地です。
「売土地 現況古家有り」
という書き方を、されている事もあります。
空家の古家付き土地の場合、庭も荒れ果て、
更地に比べると印象があまりよくなかったり、
新築のイメージが出来にくかったりしますよね。
そんな古家付きの土地の購入は、
更地の土地購入とどう違うのか、
古家付きの土地を購入しても大丈夫なのか、迷ってしまいます。
そんな時は、
古家付きの土地購入の注意点を押さえておけば、
問題ありません。
【注意点1 建物の解体費用以外の費用も確認】
古家があるので、古家を壊す建物解体費用が必要ですが、
その他にも、樹木、花壇、倉庫、庭石等の撤去費用が
かかる場合もあります。
また、まわりあるブロックが違法だった際は、
ブロックの撤去工事費用がかかります。
井戸がある場合は、井戸を埋め戻す費用がかかります。
上下水道が既に入っている土地であっても、
配管が古くなっている場合は
やり替え工事が必要です。
このように、建物解体費用以外にも費用がかかる事が
ありますので、きちんと確認する事が必要です。
【注意点2 境界の確認】
古家が建った頃の時代は
境界がはっきりしていない土地も多いです。
境界がはっきりしていないと
後々、揉め事の原因にもなります。
購入前には、売主に境界を
はっきりさせてもらう必要があります。
【注意点3 売主、買主の約束事を明確にする】
古家の内部に家具等残ったままの場合は、
売主、買主どちらが処分費用を負担するのか、
建物解体費用、建物滅失登記費用等も
どちらが費用を負担するのかを
明確にしておく必要があります。
土地の売買契約書に記載しておくと
トラブルも防げます。
これらの注意点を押さえていれば、
古家付きの土地も怖くありません。
余談ですが、市町村によっては
解体工事の補助金が出るケースもあります。
例えば、宗像市の場合
「新築住宅建築のための古家解体補助制度」
というものがあります。
この制度は、古家を解体し新築住宅を建てる
子育て世帯への補助金です。
条件はありますが、
それを満たした場合は最高120万円の補助金があります。
(H27年5月現在の情報です)