新しくお家を建てるときに、そのお家にぴったりな家具も一緒につくれたら素敵ですよね。
“壁付けのテレビボード”
“壁一面に大きな本棚”
“玄関にベンチ”
“書斎のデスク・収納”
“収納付き壁付けベンチ”
“天井吊りの収納”
既製品で売られている家具ではなく、
そのお家に合わせて、サイズやインテリア、使用目的に合わせた使い勝手の良い造り付けの家具。
そんな造り付けの家具を作るには、
【どこに】【何を】 相談したらいいのでしょうか?
さてその前に、改めて造り付け家具のメリット・デメリットを挙げながら、お話ししていきたいと思います。
メリットの多い造り付け家具ですが、デメリットもあるという事理解しておくことが大切です。
造り付け家具のメリットとしては
・設置したい位置に、希望のサイズで作ることができる
(空間を無駄なく使え、きれいに収めることができます)
・好きな素材・カラー・デザインで作れる
(他の家具やドア・床と合わせることができます)
・収納したいものや機器に合わせて作れる
・間接照明等の組み込みも可能
・地震の際の家具の転倒がない
逆に、デメリットとしては
・納期が掛かる
・価格が高い場合もある(要見積)
・壁や床に設置するので、移動ができない
・現物を事前に見ることが出来ない
等々あります。
これらのメリット、デメリットを踏まえた上で、
何をどうつくりたいのか、使いたいのかを伝えていくと良いでしょう。
では、どこに相談したらいいのか、皆さん悩まれるところではないでしょうか。
造り付けの家具はどんな家具を作るかによって、大工さんが作るものと、家具屋さんが作るものに分けられます。
ですが、家具屋さんが作る家具であっても、
新築の場合は、家具の為の下地を作ったり、工程との兼ね合いがあったりと、大工さんも大きく携わってきます。
新築で作り付けの家具を計画される場合、
まずはハウスメーカーや工務店さんに、【どんな造り付けの家具をつくりたいのか】を相談してみると良いでしょう。
次に、何を相談したら良いのでしょうか。
次の3つのポイントを押さえて伝えると、伝わりやすいと思います。
1)何を、どこに、どのサイズで作りたいのか
収納の場合は、扉をつけるのか、引き出しなのか、オープンなのか等も伝えると良いでしょう。
また、そのサイズや仕様が良い理由(収納したいものや、どう使いたいから、どう見えるようにしたいから等)を整理しておくと、相談の際に、様々な提案をして頂けるかもしれません。
2)具体的に収納したいものは何か、どのように使いたいか
収納するもののサイズだけでなく、家電やAV機器であれば配線も関わってきます。
機器の場合、壊れたら別のものに交換する可能性もありますので、収納内部には余裕を持たせておいた方が安心でしょう。
3)どんな材質、カラーにしたいか
インテリアに合わせて作っていけますので、
イメージ写真や、内装のカラーサンプルなどがあると伝えやすいでしょう。
せっかくそのお家に合わせた家具を作るのですから、
完成したあとでサイズやイメージが違いすぎたということになっては、もったいないですよね。
そのお家にぴったりな家具も一緒につくるために、
しっかり相談して、新しいお家にぴったりの、素敵な造り付けの家具を作ってくださいね。