以前は、住宅ローンを組むのは、お仕事をされているご主人様1人の
場合がほとんどでしたが、最近は、夫婦共働きのご家庭も多くなりましたので
住宅ローンをご夫婦2人で組みたいと仰る方が増えてきました。

ご夫婦でローンを組むといっても、いろんな方法があります。

今回は、その方法についてお話します。

ご夫婦でローンを組む場合の方法として、
下記３つがあります。

①連帯債務型
②連帯保証型
③ペアローン

それぞれのメリットデメリットもご説明します。
①連帯債務型
メリット
●夫婦の収入を合算できるので、
単独で借りるより多くの金額を借り入れできる
●夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けられる
●ローン契約は1つなので、銀行諸費用の負担も1人分だけですむ

デメリット
●団体信用生命保険は夫婦それぞれの返済割合に応じて加入できるが、
金融機関によって保障の取扱いが異なるので要注意
●離婚しても夫婦それぞれに返済義務が残るため、トラブルになる可能性もある

②連帯保証型
メリット
●夫婦の収入を合算できるので、単独で借りるより多くの金額を借りられる
●連帯保証人がパートやアルバイトでも収入合算できる場合がある

デメリット
●住宅ローン控除は主たる債務者(1人だけ)しか受けられない
●団体信用生命保険は、主たる債務者(1人だけ)しか保障がない
●離婚して妻(あるいは夫)が連帯保証人を外れたいと思っても、
保証人は簡単に外れられないことが多い

③ペアローン
メリット
●夫婦それぞれの収入で借り入れできるので、
単独より多くの金額を借り入れできる
●夫婦で住宅ローン控除を受けられる
●夫婦で団体信用生命保険を受けられる

デメリット
●契約が２つに分かれるため、銀行諸費用も2倍かかる
●ローンの返済口座が別々になるため、家計管理がばらばらになりがち
●ご夫婦ともに健康体で、かつ共働きを辞めないという前提が必要
●離婚しても夫婦それぞれに返済義務が残るため、トラブルになる可能性もある

以上になります。
ご夫婦でローンを組むだけでも、いろんな事を考えないといけません。
何がご自分に最適なのかを、いろんな方に相談して決めてください。