住まいづくりで意外と考えるのを
忘れがちな家で使用するエネルギー
オール電化にするか、それともこれまで通り
ガスと電気併用していこうか悩まれている
方も少なくないかと思います
その際に選ぶポイントとしてまず
考えることは「どっちがお得か?」
ではないでしょうか?
家で使用するエネルギーが決まると
給湯設備が決まります
電気のみのオール電化ですと給湯器はエコキュート
ガスと電気併用ですとエコジョーズやエコワンなど
色々な種類の給湯器があります。
今回はガス給湯器の中でも新しい仕組みの給湯器
エネファームについてご紹介します
エネファームとは家庭で使う電気とお湯を一緒に作り出す給湯器
「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」の愛称です。
最近よく耳にする燃料電池と同じ仕組みで
都市ガス(天然ガス)から水素を取り出し
空気中の酸素を反応させることで
電気とお湯を作り出すことができるシステムです。
キッチンのコンロはガスコンロとなります
【メリット】
①いつでも発電できる
水素(都市ガス)の供給があれば昼夜
季節に関係なく発電することが出来ます。
一般家庭で使用する電力の約4~6割程度の
電気を賄うことが出来ます。
②環境にやさしい
発電時の熱をリサイクルした熱のみで家庭で使う
大半のお湯を作ることが出来ます。
またエネルギー効率が非常に高く二酸化炭素を削減できます。
③家計に嬉しい
エネファームで発電した電気を家で使用するので
電力会社から電気を購入する量を減らすことが出来
光熱費を削減することが出来ます。
④災害時も安心
エネファームが発電中であれば停電が発生した場合でも
ガスと水道の供給があれば最大8日間発電が可能です。
またエコキュートと同じく貯湯タンクがあり
断水時にはタンクに貯まった水を取り出して
利用することが出来ます。
【デメリット】
①価格が高い
本体と工事費などで購入時に約150~200万円ほどかかります。
初期費用が他の給湯器に比べて割高です。
②寿命が短い
エネファームの寿命は定期的なメンテナンスや修理を行った
場合でも最長20年と言われています。
最長で10年までは保証が受けられる会社が多いですが
10年を超えると全て有償になります。
③スペースが必要
蓄電池ユニットと貯湯ユニットがあり
両サイドにスペースを設ける必要があるため
広いスペースが必要になります。
上記のようにメリット・デメリットがあります。
最近では災害時に夜でも発電が出来、環境にも
優しいことで導入を考える方が増えてきました。
導入時に悩まれるのがやはり価格になります。
導入時のイニシャルコストと
住んでからのランニングコストを
比較検討されると良いかと思います。
自治体によってはエネファームの設置に伴い
補助金を出しているところもありますので
確かめてみて下さい。