マイホーム計画を検討していく際には、
初期費用だけでなく、建てた後に掛かってくる費用に関しても
きちんと計算していかなければ後々大変な事になってきます。
住宅ローンの月々の支払い、光熱費関係、お家のメンテナンス費用…
等々沢山ありますが、ここで忘れていけないのが「固定資産税」です。
固定資産税は土地、建物両方で発生するもので
建物の固定資産税については、建物の大きさ、内容によって
金額が変わってきます。
では、土地に関してもそうなのか?
土地探し計画から検討されている方で、
「広い土地には憧れるけど、広ければ広いほど
固定資産税が高くなりそう」と仰る方がいらっしゃいます。
確かに土地の広さによって固定資産税価格は変動していきますが
その点は、土地のエリアによっても変わってきます。
仕組みは土地の売買価格と同じようなものです。
利便性が高い土地であれば、売買坪単価が上がり、
同じ坪数の土地でもエリアが変われば土地価格は
大幅に変化していきますよね。
この仕組みはそのまま固定資産税価格にも連動していきます。
その為、60坪と100坪の土地の固定資産税を比較した時に
広さの点だけ見れば、100坪の土地の方が固定資産税は高いように感じますが
60坪の土地の周辺は、駅や商業施設があり、とても利便性が高いのに対し、
100坪の土地は、周りに商業施設関係が一切無い土地ですと、
坪数は全然違うのに、固定資産税はほぼ同額、もしくは100坪の土地の方が
安い場合などもあります。
一番分かりやすいのは、現時点での固定資産税を把握する事ですが
それは、持ち主様しか把握できない事です。
念の為、不動産業者に聞いてみるとケースバイケースではありますが
持ち主様から教えて頂ける事もあります。
また、土地の固定資産税は住宅用地であれば
優遇が発生します。
土地面積が200㎡以内であれば固定資産税が1/6にまで軽減されます。
200㎡を超える面積に関しては軽減率が減って1/3の軽減となります。
軽減をフルに使われたい場合は、200㎡(60.5坪)以内の土地面積が有効になりますが
上記でも言ったように、エリア次第で軽減税率を使ったとしても
価格の差が発生しない事もあります。