間取りを考えるときによくお客様に尋ねられることの1つに、
『吹き抜けは必要ですか?』という質問があります。
そうですね。
吹き抜けのあるモデルハウスを見ると、天井が高くて爽快で明るいので、
眺めているととても感じ良く見えてきますよね。
その開放感がいいところ、と言えますが、
必ず必要とは限りません。
ただ、環境や間取りによっては、
必要となる場合もあるんです。
たとえば、
通常ならリビングの掃き出し窓から入る光が、
周りに高い建物があったり、森林でおおわれているなどの要因で
さえぎられてしまうことがあります。
この場合、室内に光を取り入れる手段のひとつとして、
吹き抜けやトップライト(天窓)等を作って室内を明るくすることができます。
ですが吹き抜けを作るとなると、
デメリットもあります。
高い位置に窓がつくので掃除が難しい、
照明器具の取り付けや交換が難しい、
音が響きやすいなどという点です。
中でも一番のネックといえるのは、
暖房がききにくいので光熱費が高くなるという点でしょう。
ですが、暖房システムには光熱費にやさしいものもありますので、
そこは建築メーカーとの相談が必要です。
いかがでしたか?
こうしてみると、デメリットの方が多いような気がしてきますが
実は、いくつかの部分は解消できる部材や商品があります。
建築のプロと実際に間取りを考えながら検討されるといいと思いますよ。