新築注文住宅を建てる際は、間取りから色合いまで全て
ご自分で決めていくようになります。
一生に一度の大きな買い物になりますので
後悔のないように最高のかたちで仕上げていきたいですよね
注文住宅で沢山の方達が悩まれるのが
『床材』です。
というのも室内を見渡した際に視界の大半をしめるのは
床部分だからです。
つまり床次第で空間の雰囲気は決まるという事になります。
今回は床材の種類とそれぞれのメリットデメリット
をお話していきます。
●合板フロア
一番市場に出ている商品ではないかと思います。
ベニヤ板の上に薄い木目のシートを貼ったものです。
メリット…①膨張やねじれ、そりが生じにくい
②比較的、安価である
③ウレタン塗装をしているので、傷が付きにくい
デメリット…①足触りが硬く冷たい
②表面は木目をプリントしたシートの為
味わい深く変化する事はない
③仮に傷が付いてしまうと下地の板が
見えて、とても目立つ
●無垢フロア
木そのものを、フローリングの形に加工したもの。
昔の和風住宅では主流となっていた商品です。
メリット…①足触りが柔らかく、断熱性が高い為温かく感じる
②本物の木なので、経年するほどに色や風合いが濃くなり
味わい深い雰囲気になる
③耐久性が高く、貼り替え等のメンテナンスが少ない
④調湿性があり、フロアの表面がサラサラしている
デメリット…①乾燥する季節等は、フロア間で隙間が出来たりする。
②木そのものなので、表面が柔らかく傷が付きやすい
③高値である
基本的に無垢材は革製品と同じような商品の為、
傷は付きやすいけど、それも後々の味わいとなります。
一概にデメリットと言い切る事は出来ません。
ですが、無垢材は熱などによって変形する危険性がある為
床暖房を頻繁に勧める大手メーカーさん等は合板フロアを
メインで扱われているそうです。
それぞれに、メリット、デメリットがある為
皆さんが床に対して『こだわりたいポイント』を
はっきりさせて、ご自分にピッタリの床材を選んでください。